第百四十六訓 Owee ページ10
.
「後ろの方騒がしいですね」
「チッ、めんどくせェな。山崎ィ!ここ並んどけ!」
「はい!!」
土方さんに連れられ、列を後ろに戻る。
私達が今いるのは電機屋、明日に発売を控えたゲーム機を買うためにここにいるのだが、そこには長蛇の列が。数に限りがあるということゆえだと思う
それで私達は大人しく並んでいたのだが、何やら後ろが騒がしいので様子を見に行くことにした。私達よりも後に近藤さんや総悟が並んでいるため何か起こしてないよな...という気持ちが大半だが
やらかしてる予感しかない
少し歩いたところで焚き木でお風呂に入っている総悟と洗髪をする近藤さんが見えた。はい、的中
土方さんは近くまで行くと迷わず風呂樽を蹴飛ばした。これもこれで周りに迷惑かけてるよーな
「あ、万事屋さんだ」
「おい、てめーらこんな所で何してやがる」
「そのセリフそのままバットで打ち返してやるよ」
「そのセリフをさらにバットで打ち返してやるよ」
「そのセリフを...」
「もういいです しつこいです」
出会い頭に茶番をしていると、寒い寒いと喚く近藤さんと総悟が走ってきてそのまま万事屋さんの炬燵へとスライディングし暖をとり始める。あれ、これも迷惑極まりないよね
「というか、こういうところにソイツ連れてくんじゃねーよ。目立ってんだろーが」
「銀さんに言われたくないです。というか目立ってません」
そう答えると銀さんは呆れたように肩を落とした。どういうことですか、こら。馬鹿にされてるよね今
「あれ?...というか、トシとAは何でここにいるんだ?」
「寒いから」
「ちょ、は!?何してくれてんのォォォォ!」
「大丈夫です、退君が並んで...」
「ザキ、あそこでカバディしてやすぜ」
「ウオオォオオ!!!どーすんだ!!俺ァ店でお妙さんと約束しちまったと言うのに!!」
約束じゃなくて恐喝な気がしたのはきっと私だけじゃないはず。スナックで働いている人全員分買ってこいとか言われてそうって思ったのは私だけじゃないはず。
そんなことを思っていると電機屋のシャッターが開いた。店員さんが販売開始と言った否や炬燵を放り投げて銀さん達は店に飛び込んでいった。
その6人に続いて並んでいた人達も流れ込むように店へと入っていき大乱闘状態。これはやばいな
477人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。まだ続きは書かれる予定なのですか?書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください! (2022年9月14日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - とても面白くて何度も読み返してます!!更新、体調に気をつけて頑張ってください (2021年8月16日 18時) (レス) id: cad7fa7d96 (このIDを非表示/違反報告)
ニラ岡逆ハ丸 - あぁぁぁ(震え)好きです、頑張ってください! (2019年9月25日 21時) (レス) id: 82c01bfe61 (このIDを非表示/違反報告)
ねこよこ(プロフ) - なのはさん» ありがとうございます!現在テストが近いためこちらの更新は中々できておりませんが、終わり次第バシバシ更新していく予定ですので、気長に待っていただけると嬉しいですm(_ _)m (2018年10月1日 18時) (レス) id: b2d9b9c56e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです0^◇^0)/ (2018年9月28日 1時) (レス) id: be7e003988 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこよこ | 作成日時:2018年8月23日 20時