第百五十三訓 吉原炎上篇 ページ17
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今日は大分久しぶりの非番です。
特にすることはないが散歩がてらかぶき町に来ています
人通りの多い道でふと路地裏を見た。これこそ特に意味はなかったのだが、そこでは銀髪の見知った人が男の子の胸ぐらを掴んでいた
「.....」
「.....げ、ケーサツかよ」
「げってなんですか、ケーサツですよ」
しばらく視線を送っているとそれに気づいたのか、嫌そうな声をだす銀さん。それに応えてから胸ぐら掴まれていた男の子をみると頭には大きなたんこぶが
...しかもこっちをめちゃくちゃ見ている。なんか目がキラキラしてる?? いや、まぁ知り合いと言えども 見てしまったからな。念の為にと持っていた手錠を取り出す
「オイ、待て待て お前何しようとしてンの」
「午後1時22分 子供暴行容疑で現行犯逮___」
「いや、させねェよ! 言っとくけどな俺の方が被害者だから!!!」
「話は屯所で聞きます」
「聞かれたくないィィィイ!!」
「嘘です、冗談ですよ」
手錠をしまい、そう言うと 銀さんは安堵のため息をついた。まさかここまで本気にするとは、中々面白かった(おい)
「じゃあ、まァとりあえず。金返せガキ」
「金って...アンタの財布の中身空だったろ!!」
「しらばっくれてんじゃねーよ小僧、7、8万入ってた筈だ 家賃払うつもりだったんだから」
「なるほど、スリでしたか」
「オウ、そうよ さっさとコイツを連れてけ」
「待ってェェェェ!!待ってアニキ!お姉さん!!お願い!!オイラ...どうしても金が入りようなんス!!」
それを聞いて、銀さんと顔を見合う。もとより訳ありな気はしていたので連れていくつもりもなかった。銀さんも話を聞くため掴んでいた男の子の着物を離した
「オイラは晴太、来て欲しいところがあるんだ
アニキは置いといて、お姉さんは警察だからどう思うか分かんないけど...」
「私は小鳥遊A、この人坂田銀時の友人です。
一応警察ではありますが、大丈夫です。話は聞きますから。ね?銀さん」
「ね?じゃねーんだよ、全くかわい____大丈夫、こいつは聞き分け良いからよ。ほら行くならさっさといくぞ」
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夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。まだ続きは書かれる予定なのですか?書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください! (2022年9月14日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - とても面白くて何度も読み返してます!!更新、体調に気をつけて頑張ってください (2021年8月16日 18時) (レス) id: cad7fa7d96 (このIDを非表示/違反報告)
ニラ岡逆ハ丸 - あぁぁぁ(震え)好きです、頑張ってください! (2019年9月25日 21時) (レス) id: 82c01bfe61 (このIDを非表示/違反報告)
ねこよこ(プロフ) - なのはさん» ありがとうございます!現在テストが近いためこちらの更新は中々できておりませんが、終わり次第バシバシ更新していく予定ですので、気長に待っていただけると嬉しいですm(_ _)m (2018年10月1日 18時) (レス) id: b2d9b9c56e (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです0^◇^0)/ (2018年9月28日 1時) (レス) id: be7e003988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこよこ | 作成日時:2018年8月23日 20時