【銀魂】真選組副長補佐4

第百三十八訓 まこっちゃん ページ2

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「ヘェー、寺門通 レコード大賞で新人賞受賞かースゲーな」


「違う違う その上」



「ヘェー 連続婦女誘拐またも犠牲者 恐えーな
でも、お妙さんは絶対大丈夫だよなー」



「違う違う その右の記事」



「ヘェー 総悟がまたやったかー 責任はお前がとってくれよなー」



「違う違う アンタのせい」



冷や汗だらだらの顔をあげる局長と副長。
なにを見てこうなっているのかというと、沖田隊長が攘夷浪士を逮捕する際に店を半壊させたという新聞の記事だ。これが初めてではなく、もう何十件と同様の騒ぎを起こしている。その新聞には悪びれる様子もなくピースをする沖田隊長の写真が載っていて、より真選組のイメージダウンに繋がっていることだろう



「どうします？ これ以上真選組の信頼を下がる前に何か手を打つべきかと」



「そうだなぁ、信頼がないとなると何をしても受けが悪くなるだろうしな。何かいい案ねェか？トシ、A。」



「まずは総悟をどうにかするべきだな」



「まぁ、それは確かですね。後は誰か世の中からの信頼や評価が高い人に協力してもらうとかですかね」



それを聞くと局長は顎の手を離しポンと手を打った



「いいなそれ！トシ、A！良いこと思いついた！」



「なんだ？」



「寺門通ちゃんだ！！彼女に協力してもらおう！！」



目を輝かせ意気揚々と言う局長は賛成を煽るようにこちらを見ているが私と副長は目を細め疑いの目を向ける



「近藤さん...良い人材起用だとは思うが。私情は挟んでねェよな？」



「ははははははは挟んでるわけないだろ！そんなもの！！卑猥だなぁトシは！ははは！！」



「見事な焦りっぷりですね」



どうやら私情が大半らしいが私も寺門通さんに協力してもらうのは良いと思う。彼女は一度スキャンダルによって干されてしまったが、その後悪いイメージを払拭しまたスーパーアイドルとして返り咲いたのだ。彼女から学べ、そして信用も回復するとなれば一石二鳥である。



「まっ、依頼は俺がやるからよ！トシは隊士達に伝えといてくれ」



「はぁ、分かったよ」



仕方なくと言った様子で了承した副長だが、恐らく賛成といって間違いないだろう。



そして、もうひとつ重要なことについても話し合わなければいけないわけで


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