【銀魂】真選組副長補佐2 (ページ6)

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第五十三訓捨て子はボンボンページ6

Aサイド

「私ですか？」

「アンタ以外に誰がいんのよ！ちゃっかり銀さんの隣に立っちゃって！！銀さんはねガキには興味ないのよ！ドMで眼鏡っ子でナイスボディの人...そう！！私みたいな人が好きなんだからね！！」

「いや、死んでもねーよ！！デタラメ言ってんじゃねー！」

「そうやってまた私を蔑むのね！！やっぱり私のこと好きなんじゃない！」

「あの、(猿飛さんが思ってる事と)違うと思います」

「何ですって...！！」

そう言うと、猿飛さんは喧嘩を止め俯いてしまった。あれ、私何か悪いことでも言っただろうか...。猿飛さんをよく見ると肩を震わせている

謝ったほうがいいのか

そう思い歩み寄った

「アナタ...見た目に反してドSなのね」

「いや、違います」

「いいじゃない！！そうやってもっと私をいじめなさいよ！！！」

俯いた顔を上げ興奮したように鼻息を荒らげる猿飛さん。どうやら何かのスイッチを押してしまったようだ、今も私にお尻を向けている

妙ちゃんは妙ちゃんで銀さんとジュニアがそっくりな事に驚き、川に投げた。｢最低｣と吐くと私に「ばいばい」と言って帰っていった

新八くん辞めさせるって言ってたけど、大丈夫なのか

とりあえず、川に流れている銀さんと沖田隊長を引き上げる。猿飛さんは「放置プレイなのね！それもいいわ！」と去っていった

何か嵐が通った気分だ

沖田隊長はまた昼寝を始めたので、原田さんに連絡し連れて行って貰うことした。私と銀さんは知り合いに会うと面倒なので人気のない路地裏へと入っていった

「警察が面倒見ればよくね？何でダメなの？」

「本当に捨て子だった場合は一時預かりは可能かもしれませんが、銀さんが親だという可能性が捨てきれない今は少し難しいです」

「あーなんか自分に自信がなくなってきたぜ」

銀さんがジュニアに問いかけるものの「ばぶー」としか返さない。心が読める能力でもあったらいいのだが

働くのは聴覚だったようで

「銀さん、前と後ろから複数人来てます」

「そう見てーだな」

編笠を被り、腰に刀を差した何人かの男が私達に近づいてきた。要件はジュニアを誘拐したということで、どうやらジュニアはどこかのお偉いさんの孫らしい