one of the most popular actress〜9〜

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あなた｢･･･あ、花火ー！｣

神宮寺｢あ、今のでかかった！｣

あなた｢わー！今のカラフルで可愛かったなぁ〜｣

神宮寺｢すげぇな、花火ってこんなんもできるんだ･･･｣

あなた｢あ、今の見た！？ハート型だった･･･｣

これはやらかした。

ハート型の花火に興奮して、じっちゃんの肩を叩くと、目の前にはあの爽やかイケメンの顔があった。

そもそも距離は近い。

そりゃそうだ、小さいタオルに2人して座ってるんだから。

キンプリはジャニーズの中でもイケメンが多いらしく、中でも廉は顔面国宝なんて言われるのをよく聞く。

でも、廉だけじゃなくてこの人もなかなかだと思う。

こんな間近にこんなイケメンの顔があったら、私もどうしたらいいかわからない。

あなた｢あっ･･･えっ、と･･･ご、ごめん･･･｣

神宮寺｢･･･｣

あなた｢･･･じっちゃん？｣

慌てて離れたら、じっちゃんがその腕をパシッと掴んだ。

花火の音が、急に小さく聞こえる。

神宮寺｢やっと、みてくれた。｣

あなた｢えっ？｣

神宮寺｢Aは人気者だから、俺の事全然見てくれないんだもん。俺だって、嫉妬くらいするよ？｣

あなた｢なにいって･･･ちょっと！｣

じっちゃんは私の腕をぐっと引いて強引めにキスをした。

神宮寺｢わからない？Aが好きだってこと。｣

あなた｢は･･･｣

神宮寺｢好きだから、もっと一緒にいたい、もっと近づきたい。｣

あなた｢なんで･･･いつから･･･｣

神宮寺｢･･･いつからだろうね。もしかしたら、一目惚れなのかも。･･･だけど、初めはそうかもしれないけど、Aと話すうちに、共演するうちに俺はどんどんAに惹かれていったんだよ。｣


そのあとは、どうしたんだっけかな。

どうやって家に帰ったんだろう。

あなた｢･･･ただいま。｣

遥汰｢あれっ、姉ちゃん遅かったね。撮影？｣

あなた｢んーん。撮影の後、じっちゃんと近くでやってたお祭り行ってきた。｣

遥汰｢あぁ、もうそんな季節か･･･｣

あなた｢あ、遥汰、これあげる。｣

遥汰｢えー、俺おなかいっぱいなんだけど･･･なにこれ？｣

あなた｢広島焼き。｣

遥汰｢なんで？俺ソフトバンクなんだけど。｣

あなた｢もうすぐ交流戦でしょ。カープに勝てるようにって、じっちゃんが。｣

遥汰｢えっ、姉ちゃんが買ったんじゃないの？｣

あなた｢私が買おうとしたらじっちゃんにお金出された･･･｣

遥汰｢ふーん･･･ありがと。｣

あなた｢ん。｣

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