肆頁目 ページ5
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「いやぁぁぁぁ!!!!落ちる、落ちる!天に召させる!!ぎゃああああ!!」
「うっわ、うるせぇー」
今、私は五条悟という男に抱えられ、ビルからビルへ飛び移るという絶叫体験をしています。
ていうか、本当に同じ人間!?
身体能力高すぎじゃないか!?
生まれてこの方、1日に二度も命の危機にさらされたのは初めてである。
恐らく私は今日だけで寿命が10年縮まり、顔も10歳程老けただろう。
……言わずもがな、その半分はこの男にある。
抵抗したいが、そうすれば私の命はなくなるだろう。
それに、この体制のせいで頭に血がのぼって頭痛がするし、揺れているためか効果が相乗しているような気がする。
(……あれ? 何気にこれ命の危機に瀕してないか?)
……あぁ、きっと今日は厄日だ。人生で最も運が悪い日なんだ。
(明日からは占いちゃんと見よ)
そうして私は遠い目をして、目的地に早く着くことを全力で祈った。
_____
「着いたよー、あれ?」
五条がAの方に目を向けると、疲れ果てたように彼の肩にぐったりとしていた。
「……おかえり、悟。随分と遅かったね」
「あ、傑!ただいま!」
「……ところでさ、その子……気絶してない?」
「気絶……?あ、マジだ」
五条は頭を掻きながら、面倒くさそうな表情を浮かべた。そして、思い付いた!と言わんばかりの顔で夏油を見やった。
彼は少女を肩から引き剥がし、夏油の前に突き出した。
「コイツ、傑に預けるよ。俺の代わりに見てて!俺は先生呼んでくっからー!」
「え、悟……!」
少女を抱えた夏油は五条を呼び止めようとするが、本人は何処吹く風と聞き流し、足早に立ち去ってしまった。
夏油は顔を青ざめ気絶している少女に目をやった。
その少女は可哀想な程に顔色が悪く、僅かに魘されていた。
(……きっと、苦労したんだろうなぁ、この子……)
そして、憐憫の眼差しを送ったのだった。
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ななみんまだ出てきてないのですが、来週テストあるので更新するのテスト終わってからになります……
申し訳ありません(土下座)
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かしす。(プロフ) - コメント来てることに気付いてなくて返信がめちゃくちゃ遅くなってしまいすみません!コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年12月21日 0時) (レス) id: c930740678 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 続きが気になります! 更新頑張ってください! (2020年12月9日 12時) (レス) id: 4e54ec1f13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしす。 | 作成日時:2020年11月22日 15時