拾壱頁目 ページ12
「……五条先輩、私ってどうやって帰ればいいいんですか?」
学長室を後にし元々いた保健室に戻ってきたのだが、休む所が無いということに気付いてしまった。
そして此処が何処にあってどう帰ればいいのか分からない。
ずっと保健室を占領するわけにはいかないし……
「あ、忘れてた……うーん、面倒いから他のヤツに案内してもらってー」
……連れてきたのアナタなんですけどね。
でも、他のヤツってことは……これは、チャンスなのでは?!
「それって、七海先輩でもいいんですかね?」
「ななみぃ?アイツは面倒くさがってやんなそうだけど……ま、いいんじゃない?アイツのとこ行って聞いてこいよ」
「……はい!!行ってきます!」
「おう、健闘を祈るぜー」
「ありがとうございます!……待ってて下さいねー!!七海先輩!!」
・
・
「……てか、何で七海?」
_____
「あ、居た!七海せんぱーい!!」
手当り次第走り回ってやっと彼を見つけることが出来た。
自動販売機が幾つか並んである所に彼はいた。休憩を取っているようだ。
あ、こっちに気付いた!
……あ、無視された。
くぅ〜!冷徹な七海先輩、とっても素敵です!
ルンルンな気持ちのまま今にもスキップをしそうな足取りで彼の元へと向かう。
「……あ、五条さんと一緒にいた子!!七海、五条さんと一緒にいた子だよ!!おーい!!僕らになんか用ー?」
私に呼び掛けたのは七海先輩ではなく灰原雄の方だった。
……お前じゃないいいいい!!!!
やめろ手を振るな!!傍から見ると親しい奴等の様に見えるじゃないか!
「……私が用があるのは七海先輩だけです。灰原雄、アナタは関係ありません!」
「あれ、僕……用なし?七海!この子、七海に用があるってよ!!」
「……アナタの隣に居たのだから言われなくても分かります。それで、俺に何の用ですか?」
……七海先輩が私に話しかけてくれた。どうしよう、すごく嬉しい。恋敵が七海先輩の隣に居ても全然気にならない!
「……単刀直入に言うと、私は七海先輩に一目惚れしました」
「…………は?」
ーーーーー
大人のななみんは一人称「私」だけど学生時代は「俺」だったらなんか良いなと思い、「俺」にしました。
それと、本誌未読なので過去編色々と違っていたらごめんなさい……!
.
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かしす。(プロフ) - コメント来てることに気付いてなくて返信がめちゃくちゃ遅くなってしまいすみません!コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年12月21日 0時) (レス) id: c930740678 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 続きが気になります! 更新頑張ってください! (2020年12月9日 12時) (レス) id: 4e54ec1f13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしす。 | 作成日時:2020年11月22日 15時