壱頁目 ページ2
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私は今、絶望的な状況下にある。
信じ難い話だろうが私の目の前には世間一般的に”見えてはいけないもの”が見えている。
見えているだけならばまだ良い、それが私の日常でもあるのだから。
では何故、絶望的なのか。
……私はその”見えてはいけないもの”とがっつりと目があってしまっているのだ。
ここで私の話をするとしよう。
まぁ、それどころではないのだが……現実逃避も兼ねて、だ。
私は幼い頃から”見えてはいけないもの”が見える体質であった。
実の親は私を気味悪がり施設に預けた。確か、５歳のときだ。
施設でも私は気味悪がられいつも独りでいた。
施設に預けられてから１年経ったある日、私は老夫婦に引き取られた。
その老夫婦は子宝に恵まれなかったためか私を喜んで迎え入れてくれた。
温かいご飯をくれ、学校にも通わせてくれた。
引き取られた当初はなんとも思わなかったが何故わざわざ周囲から気味悪がられていた私を引き取ってくれたのか疑問を持つようになった。
後に分かったことだが、その老夫婦は共に私と同じ体質だった。
彼等は私がそういう体質だということに元々気付いていたらしい。
＿アレには近付いてはいけないよ、目も合わせてはいけない
父は私にそう聞かせた。
私はその言葉に従ってこれまで生きてきた。
……のだが、今日はいつもと違ったのだ。
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かしす。(プロフ) - コメント来てることに気付いてなくて返信がめちゃくちゃ遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年12月21日 0時) (
レス) id: c930740678 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2020年12月9日 12時) (レス) id: 4e54ec1f13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしす。 | 作成日時：2020年11月22日 15時
