ジミンちゃんと付き合っています。２

攻守交代１１ ページ21

「はぁ………急にどしたの…」



「ジミンちゃんが愛しすぎて我慢できなかったの」



「えーもうー…嬉しいけど…」



困ったように眉を寄せているけれど、頰は可愛らしくピンク色に染まっていた。



照れてるジミンちゃんって最高に可愛いなぁ。




「ヌナ、こないだもそうだったけど最近なんか積極的だよね」



「うん。だって…ジミンちゃんすぐほかの女の子に狙われちゃうからさ。



せめて一緒にいる時は私のことだけ考えててほしいなって…」



年上のくせに余裕なくて情けないけど、これが正直な気持ちだった。



「またそんなかわいいこと言うー」



じっと顔を覗き込まれる。



「僕はいつだってヌナしか目に入ってないのに。



まぁ…でも…」



言いながらぎゅっと抱き寄せられた。



「ヌナから来てくれるの嬉しいからいいや」



「ほんと？がつがつしてる女子やじゃない？」



「がつがつって…ははっ。



やじゃないよ。好きな子が夢中になってくれていやな男なんていないでしょ」



「そっか、よかった…」



「ふふ、じゃあこれからも…たまに攻守交代してみる？」



「うん、する！」



「元気いいね」



「えへへ…つい。



これからもジミンちゃんを可愛がれるんだと思ったら嬉しくて」



恥ずかしくなってポリポリと頭をかくと、



「も〜えっちなお姉さんだなぁ」



からかうように鼻をツンと指で軽く突かれた。



「へへ、ごめんね。こんなヌナで」



「こんなヌナがいいんだよ。



だったら僕も、負けないくらい可愛がってあげないといけないね」



ふふん、と不敵な笑みを浮かべた。



なんだかドキドキする。




「お、お手柔らかにお願いします」




思わずそう言うとジミンちゃんがくしゃっと目を細めて笑った。









攻守交代------終わり

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