ジミンちゃんと付き合っています。２

ドキドキする？１ ページ22

「そうだ。これあげる」



仕事帰りにカフェでお茶していると、スリョンが紙袋を渡して来た。



「どしたの？」



「通販で間違えて二着買っちゃって。よかったら貰ってよ」



「へー、なんだろ……って、え？！」




服か何かかな、と袋から取り出しかけて急いで元に戻す。



驚いてスリョンと目を合わせると、



「下着。かわいいでしょ」



彼女はニコッと微笑んだ。



「いや、あの、かわいいっていうか、これは…」



袋の中のものをもう一度確認する。




「うん。セクシー下着だね。ジミンくんを悩殺しちゃえ」



そうなのだ。



これはただの下着ではない。



布面積が著しく少なく、ひらひらした可愛らしいデザインではあるものの、大事なところがほぼ丸見えというとんでもない代物だった。



「の、悩殺って…。てかなんでスリョンこんな下着買ってんの？」



「彼氏が結構好きなの。



まぁお遊びみたいなもんだけど、マンネリ解消にもなるし楽しめると思うよ」



「マンネリ…」



「ジミンくんまだ若いし、刺激を求めてるんじゃない？


たまにはいつもと違ったAを見せてみるのもいいと思うよ」



「刺激…かぁ。なるほど」




確かにな…。ジミンちゃんまだ２１だしそういうことに興味津々なお年頃だよね。



「私とAあんまり体型変わらないし、サイズは大丈夫でしょ」



「てか、これもうサイズとか関係なさそう」



ほぼ紐だしな…。



「はは、まぁそうだね。



気が向いたら試してみてよ」



「う、うん。ちょっと恥ずかしいけど…。ありがたく貰うね」





そしてスリョンと別れ家に帰る途中、ジミンちゃんから仕事が早く終わりそうなのでマンションで待っていてほしいとの連絡を受け、すぐにタクシーを拾って向かうことにした。




「思ったより早く着いたな」



ジミンちゃんはまだ帰ってきそうにない。



そこで暇を持て余した私は、



「あ、今日貰ったやつちゃんと見てみよ」



例の下着を袋から出してみた。



「うわぁ…すっけすけ」



広げてみるとその露出度が際立つ。



「これもう裸と変わらないんじゃ…」



むしろ裸より恥ずかしい感じがする。



「…着てみたらどんな感じなんだろ」



見ているうちに興味が出てきた私は、鏡がある寝室へ移動し、ドキドキしながら着けてみることにした。

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