75話 ページ27
「きゅんきゅんデスマッチ？」
俺も信長から聞いたんやけど、ときゅんきゅんデスマッチのルールを説明する秀吉。どうやら、出されるお題に対してきゅんきゅん台詞を言っていくゲームらしい。
それにしても信長は一体何処からこんな情報を仕入れてくるのだろうか。
「まあ面白そうですわね！ でもそれ、私がやってもいいものなんですか？」
「ええんちゃう？ じゃあお題は会いたいよと寂しがってる女の子に向けてきゅんきゅん台詞や！」
「お題は豊臣様が決めるんですのね……まあいいですわ。そうですね……会いたいですわね、とっても。私も早く会いたいですわ。だから会いに行く……いえ、やっぱりあなたが来てください。そうしたら、うんと甘やかしますから。だから…………ね？ 早く私に会いに来て？」
教室にいた全員がノックアウトされ、偶然やってきた信長までもが胸を押さえ蹲った。
間違いなく馨の圧勝である。自分が何をしたかイマイチよくわからずに勝利を喜ぶ馨。
「よしよし、それじゃあお遊びはこのくらいにして…………皆様ご退出お願いしますわ」
皆仲良く「？？？」の表情だ。ぱんぱんと手を叩きながら馨は、恋バナは当事者のみが聞くものなのですよ、と問答無用で全員追い出した。
魔村は耳栓をする事で同室を許された。
「さあ本多様！ 楽しみましょうね、恋バナ♡」
「お、おう……」
「早速ですけれど、信長様のどこがお好きなんですか？」
本多は目が飛び出しそうになる程驚いた。まさかバレていたなんて……！ という顔だ。
「いや普通にバレますわよ。あれっっっだけアツアツな視線送ったりしょーもないギャグ賞賛したり、あんなラブオーラ駄々洩れの卵焼き作ってたら……ねぇ？」
にっこりと笑う馨が何故か女王陛下にしか見えない本多は顔を青くさせながらも、誰にも言わないでくれと懇願する。その本多の様子に馨も顔を青くさせあわあわしながらも否定した。
「そんなつもりはありませんわ！ ただ楽しくお話がしたいだけですし……！」
「な、ならいいんだ……！ 誤解しちまって悪い…………な、なあ山崎。いつも加藤と一緒にいるけど……その、緊張とかはしないのか？」
「してますけどしてませんわ。なんせもう10年近い付き合いですので」
驚きの新事実に本多が目を丸くさせる。あ、他の皆様方には内緒ですわよ、と唇に人差し指を当てた。
「毎日毎日、好きが溢れて止まらないんです。恋って素敵ですよね」
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Chiharu(プロフ) - ミルクチョコさん» コメントありがとうございます！ なるほど、須賀君かっこいいですもんね〜！ ドラマ見たあとしばらくハマってました笑 犬飼君とか笑 最近更新なくてすみません！ 読んでくれてありがとうございます😭 (2023年1月13日 22時) (
レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ(プロフ) - 私は加藤くんですね！Chiharuさんのお気持ちわかります！まあ好きな理由はその役をやっている須賀健太君が好きなだけなんですけどねｗｗ (2023年1月12日 17時) (レス) @page8 id: 90f93b6301 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - オタくん♀さん» コメントありがとうございます！ これからもそう言っていただけるよう頑張りますね！ (2022年12月12日 18時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
オタくん♀(プロフ) - 好きです! (2022年12月10日 20時) (レス) @page30 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - ふゆうさん» コメントありがとうございます！ きゅんきゅんゲームはキンプリのライブDVDに収録されているコントコーナーのものです！笑 実際のセリフをほぼ丸パクリしてるだけですので……！ それでも楽しんで頂けたようで幸いです！ (2022年10月22日 18時) (レス) id: 7076ed243d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiharu | 作成日時：2022年10月7日 17時
