【新・信長公記】桜馨るこの日々に

8話 ページ10

スクリーンに映し出される旗印戦を見るために、机は教室の端にどかされた。それぞれが空いたスペースに椅子を持ち寄り、見やすい場所を確保する。
馨の席は当然のように加藤の膝の上。そんな加藤の席は、前から二列目、上杉の後ろあたりだ。

「死.人が出たりしなければいいのですけれど……」

「さっきから君何かずれてるよね？ それ普通に捕まるからな？」

「あら、そうなんですの？ よかったですわ、細かいルールも特にあるわけではないので何でもありの無法地帯なのかと思っていまして……」

「馨は心配性すぎるくさ。もっとどーんと構えておけばよか」

「ふふ、そうですわね」

初の旗印戦だというのに人目も憚らずイチャつきだす２人に井伊の堪忍袋の緒が切れた。

「ここでイチャついてんじゃねえ！」

「ふふ、怒られてしま……あら大変」

スクリーンにはトイレに太い鎖を巻き付け開かないよう細工を施し、そこに籠城している武田が映し出されていた。
そのトイレのドアはかなり頑丈な作りに見える。そう易々と突破はできないだろう。

「武田……何を考えている」

「流石の武田も205人相手するんは無理やろ」

「いや、逆説的に考えればこれは大いなる好機」

「どういう事でしょう……」

「旗印戦は、勝てば相手が持つポイントを獲得できる。もし武田が勝てば一挙に205ポイントを獲得。つまり……」

「つまり！ 武田が勝てば一気に総長に近付く！！」


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すみません、最終回皆様見ましたか？
どうしても書きたくて小説の中身削ってまで書かせていただいています。

加藤さぁ、ズルくない？？？ あれはズルいって。
泣きながら吹き出したの初めての体験だったんですけど？？？？？

もう最高でしたね、これからDVD発売まで毎日１話ずつ見ようかな。
あともうこれは絶対に完結させます、意地で。
絶対は絶対にありませんけど、これだけは絶対にやりたいです。

作者も一応オタクの端くれなので、都合のいい解釈は大得意です、色々書きます。
書かせてください。

それから、ご挨拶が遅れましたがこの作品を読んでくださってありがとうございます！
最終回の余韻冷めやらぬまま書いてるので、涙で画面が半分見えておりません！笑

最後までお付き合いしてくださるとうれしいです。
どうかこれからも、桜馨るこの日々に、をよろしくお願いいたします！
(作者、何分センスがなく……タイトルダサいですよねすみません)

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