【MHA×FGO】それを人は愛と呼ぶ 3 (ページ16)

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114話ページ16

「……はい、というわけで脅かす側先攻はＢ組。A組は二人一組で3分置きに出発、ルートの真ん中に名前を書いたお札があるからそれを持って帰ること！！脅かす側は直接接触禁止で【個性】を使った脅かしネタを披露してくるよ」

「創意工夫でより多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ！！」

「やめて下さい汚い……」

「なるほど！競走させる事でアイデアを推敲させその結果、【個性】に更なる幅が生まれるというわけか！！さすが雄英！！！」

ペアはくじ引きで決めるらしい。くじ引く前に、エルキドゥがピクシーボブに何か言ってたけど、何したんだろ。八百長？
そしてくじ結果。

一組目：常闇・障子

二組目：爆豪・轟

三組目：草創・ランサー

四組目：耳郎・葉隠

五組目：八百万・青山

六組目：麗日・蛙吹

七組目：尾白・峰田

八組目：飯田・口田

九組目：緑谷

「ん？二人一組……あれ？ランサーさんが数に含まれて22人で5人補修だから…………一人余る！！」

「含まれてたの？」

「うん、君も数に入ってるよってさっき言われたんだ。だから、パラメーター【幸運】に全振りしたの」

「ギリ八百長……じゃあないね」

そんな切り落とし方する？流石にびっくりだよ。って、周りも周りでカオスだなー。
尾白君には悪いけど、峰田君の相手が女子じゃなくてよかっ……わぁ。

「焦凍くんは爆豪君となんだ」

「あぁ……優作はエルキドゥとか……いいな」

「うーん、こればっかりはエルキドゥが不正ギリギリの細工をしたから何とも……」

でも幸運を上げただけで、実際勝ち取ったのはエルキドゥだしな。確定ガチャじゃないのに引き当てるその運の強さ……すごい。今度ガチャ引く時やってもらおうかな。

「うわ、見て見て優作。すごい光景」

「ん、どした……うわ」

峰田君が血涙流しながらヤオモモちゃんのペアの青山君に迫って、爆豪君が物凄い形相で尾白君に詰め寄ってる。怖。

「私と爆豪君が変われば万事解決だろうけど、そしたらくじの意味なくなるもんねぇ」

「そうだね、諦めてこのまま始めるしかないよ」

こうして、肝試しがスタートした。入り口付近でスタートを待ってると、ちょっとだけ怖くなってきた。
ホラー映画で夜の森とか、大体碌な事ないからね！

「こわいなー、でも楽しみだ」

「ゲームとはまた違って楽しそうだもんね」

「そうー！」

よし、びっくりしすぎてお化け役の人に攻撃しないようにしないと。