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138話 ページ40

あとらんてぃか記念博物館から、もすとろ・らうんじへ行く事になったのだけど…………

「オレ、スペシャルドリンク!」

「僕は、限定のフード付きドリンクセットで!」

「はい、ただいま!」

開店時間直後にも関わらず、賑わいすぎてはいないだろうか。あずーるさん曰く、例の宣伝、らしい。

「こないだの騒ぎの後、今後はたとえ契約でも他人の能力を奪っちゃダメって学園長に怒られたんで……アズール、ポイントカード作ったんだよねー」

「ポイントカードって……」

「ええ。600マドルのスペシャルドリンクを頼めば1ポイント。1500マドルの限定フード付きメニューで3ポイント。50ポイント貯めれば、なんと、1回無料で支配人であるこの僕がお悩み相談を受け付けます」

どちらにせよ、もすとろ・らうんじが儲かる仕組み。流石、ただでは転びませんね。
そんな魅力的(かどうかは本人次第)な話につられ、三馬鹿さんたちが早速注文を始めた。

やれやれ、と思っていると、私も注文していいと言われた。この間のお給金分、お支払いはしなくていいらしい。
ユウ君とお品書きを見ながらあれこれ注文して、届いた料理に舌鼓を打った。

ちなみに言うと、おばぶろ事件に巻き込まれたのは三回目なんだけど、それについてしこたま怒られたよ。りりあさんとせべくさん、何ならでぃあそむにあ寮のみんなから。

さらに後日、でぃあそむにあ寮に私宛の荷物が届いた。それはあずーるさんからで、色とりどりの布、糸、下駄、それから……みしん、という物が届いた。
私服一枚も持ってないって言ったの、覚えててくれたんだ。

「ん? これも入っておったぞ」

りりあさんが差し出したのは、細長い箱。もしかして……

「あ、やっぱり! でも、多いなあ。いいんでしょうか、貰っちゃって」

「迷惑料として受け取っておくと良いぞ!」

「じゃあそうしましょうか」

中には七色の簪が入っていた。赤、黄色、水色など、各寮の色に合わせたものだ。
せっかくだし、使わせてもらおうかな。

着物の作り方を見てみたい、というりりあさんと一緒に、早速布を選んでいく。各寮の色なら、ハーツラビュルがいいのでは? と言うりりあさんに賛成して、赤い色の着物を作ろう。

花菱柄で楓があしらってある布を選んで、切って縫う。みしんの使い方を教えてもらいながら作業をすると、あっという間に出来てしまった。
手縫いだと何日もかかるのに……! やっぱりこの世界はすごい。

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ラッキーカラー

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オタクの夢(プロフ) - 初めまして。突然のコメント失礼します。アンケートの答えは2でお願いします。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 16ffb5e192 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - いつも作品を楽しみにさせてもらっています!アンケートは2でお願いします!続き頑張ってくださいっ! (2020年7月11日 20時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 2でお願いします!続き楽しみにしてます! (2020年7月11日 5時) (レス) id: 90cb15719b (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 2でお願いします!無理せず更新頑張って下さい! (2020年7月11日 2時) (レス) id: ad5ac1eb93 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 2で、お願いします (2020年7月11日 0時) (レス) id: 868bfc1b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chiharu | 作成日時:2020年6月27日 16時

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