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2話 ページ6
学校につくとなんだか騒がしかった。
小規模学校みたいな小さい校舎に入ったら、なおさら騒がしい。
「何かあったのかな。」
そう言って辺りを見回すと、1人の先輩が目に入った。
いろんな大人に囲まれている。いつもはそんなことないのに。
あの先輩は確か、2つ年上の高村奈保さんだ。
直接的な交流はないけど、なんせ人数の少ない学校。
生徒の名前くらいは覚えている。
その奈保さんは、いろんな大人や先生と話しているようだった。
しかし、奈保さんと大人たちの温度差が激しい。
奈保さんはなんだかいつもより暗いのに、大人のテンションは高い。
大人たちは奈保さんに「よくやった!」とか、「流石だ」と
声をかけていた。
ますます暗くなる奈保さんの顔。話しかけられればとっさに作り笑いを浮かべる奈保さん。
これ、前にも見たことある。
「あー... 。」
「光、気付いた?」
「うん。」
奈保さん。
妊娠しちゃったんだな。
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作者名:翠夏 | 作成日時:2018年9月23日 23時