19話 ページ19
その後の練習は、憑き物が取れたように体が軽かった。
部活が終わり体育館を見回すが、そこにAの姿はない。
ー帰っちゃったかな。
先ほどのAの寂しそうな笑顔が気になったけれど、
あんなことをした後だ。
休憩のあとすぐ帰ってしまったのかもしれない。
岩「なぁ、及川。アイツいつの間に帰ったんだ？」
着替えながら岩ちゃんが声をかけてくる。
アイツとはAのことだろう。
及「さぁね。あの子のことだから怒鳴る岩ちゃんを見て
ひとしきり笑ったら帰ったんじゃない？」
岩「そうか。」
岩ちゃんが女の子を気にするなんて珍しい気もするけど
今日は自分が誘ったんだから気にしているんだろう。
花「つーか今日、黒川見に来てなかったか？」
及・岩「え？」
及「マッキー、Aと知り合いだったんだ？」
花「おー。１・２年と同じクラスだった。
アイツ話しやすいしな、物怖じしないっつーか。
変わってるけど。面白いし。」
岩「俺が誘ったんだよ。
確かにアイツおもしれーよな。
今日なんて及川をお姫様って＿＿＿！！！」
花「はっ！そりゃ傑作だな。
確かにアイツなら言うかもなー！！」
そうだ。Aのことを知った気でいたけど、たかが１日だ。
マッキーは俺の知らないAを知ってるのか・・・。
しかたのない事だけど＿＿＿なんかムカツクな。
及「ってか、岩ちゃん！！！余計なこと言わないでよ！！！」
岩「余計って、ホントのことだろーが！！！」
『お姫様だって！！』ぎゃはははははは！！！
マッキーはとりあえず笑いまくったあと
思い出したように言った。
花「まーでも。アイツあんま自分のこと話さないからな。」
確かに。よく笑っている気はするけど、なにか影がある。
それは今日１日見てただけでも感じた。
及「でも２年も一緒だったのに
何も知らないわけ無いでしょ。」
自分の知らないAのことが知りたくて
それとなく探りを入れる。
花「そりゃそうだけどよ。
んー・・・運動神経はよかったな。」
岩「へー意外だな。」
花「あぁ、なんかスポーツ？
やってたとかいってたような・・。」
へー。確かに意外。
どちらかといえば、文学少女ってかんじの見た目だ。
でもあのテーピングの手際の良さからして
スポーツをやってたのは間違いない。
ー今度聞いてみないとね♪
＿＿＿俺の知らないAをもっと知りたい。
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月宮みやこ(プロフ) - 続編！すっごく楽しみにしてます！頑張ってください♪ (2016年4月12日 22時) (
レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
及川LOVE愛ちゃん☆ - 及川さんとhappyendという感じにして欲しいです！ (2016年4月10日 15時) (レス) id: 51a63e178e (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - shinox2さん» いつもありがとうございます！はい、今のところ残念ルートです(´д｀)挽回のチャラ川さんにご期待ください！ (2016年4月6日 22時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 及川くんやっちゃいましたね(^^; 関係の修復と烏養さんとの絡み楽しみにしてます (2016年4月6日 21時) (レス) id: 8321854822 (このIDを非表示/違反報告)
sin666(プロフ) - りんかさん» 本当にありがとうございました！引き続き宜しくお願いします！ (2016年4月5日 1時) (レス) id: 035c9a5757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sin666 | 作成日時：2016年3月31日 16時
