Incontrare persone-賢者の石- 鋼×HP (ページ10)

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セブルスの部屋ページ10

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コンコンと黒い扉をノックし中に居るであろう部屋の主を待つ

ｾﾌﾞ「…なんだね」

『借りていた本を返しに来たの』

ｾﾌﾞ「入りたまえ」

『これの続きも貸して欲しいのだけれど』

ｾﾌﾞ「今取ってこよう」

そう言ってセブルスは杖を一振し紅茶の用意をしてくれる

Aはソファに腰掛けセブルスが戻ってくるのを待っていた

ｾﾌﾞ「わざわざ地下へ来たのかね」

『？えぇそれ以外ないでしょう？』

ｾﾌﾞ「あの扉を使えば良かったであろう」

そうクイッと部屋の奥にある扉を指す

『…あら、気づいていたのね』

ｾﾌﾞ「大方校長の仕業だろう」

『というか使っても良かったのね』

Aの部屋にもあったあの扉
恐らくセブルスの部屋へと繋がっている事は予想出来たがセブルスが使われるのは嫌がるだろうと思って触れないでいたのだが

ｾﾌﾞ「グリフィンドール寮からココは遠い、それに他の生徒に見られては我輩が困るのでね」

『それもそうね』

セブルスの言うことに一理あったので今度からはあの扉を使おうと決めた

ｾﾌﾞ「他の生徒達とはどうかね」

『皆可愛らしいわ…ただ少し疲れるかしら』

幾つも下の子達とずっと一緒にいるのだ
アメストリスでは周りを殆ど大人に囲まれていたAにとっては慣れない環境に疲れるのも無理は無かった

ｾﾌﾞ「年齢が違うのだ仕方ないだろう
あまり無理はしないことだな」

『フフっありがとう』

思いがけないセブルスの言葉につい笑みを零してしまった

『さて、紅茶も頂いたことだしそろそろ戻るわ』

ｾﾌﾞ「あぁ」

帰りは奥にあるAの部屋へと繋がっている扉を使い帰っていった