検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:11,014 hit

24 ページ25

A「わあ!美味しそう!」

神威「お返しは明日の朝ごはんでいいよ」

A「あ、これクリスマスプレゼントなんですね」


お風呂から上がると、1人用のテーブルには乗り切れない程食事が並べられていた。


A「神威先輩お料理できたんですねえ無敵すぎやしませんか」

神威「阿伏兎には世話になってるお礼にたまに作ってるけどね」

A「んなぁ?!」

神威「箸折れてるよ」


…いかんいかん、楽しい時間が阿伏兎のせいで嫉妬の闇に包まれるところだった。


神威「ふあ〜眠い」

A「もう2時ですねえ。私めっちゃ寝たので目が冴えちゃって。お先に寝ててください」

神威「ん〜」


目を擦りながら来ていた服をポイポイ捨てていく先輩。ナイス肉体美!

先輩睡魔に忠実すぎて、眠い時かなり無防備なんだよなー。


ベッドに潜るとまだ電気も消してないのにすぐに眠ってしまった。


A「整ってるなぁ…」


いつ見てもかっこいいけど、こんなに至近距離でじっと見られるチャンスは少ない。
その度に、こんな綺麗な人がよく彼女に私を選んでくれたなと思う。


A「お肌つやつやー何もしてないのに羨ましい」


眠ったのをいい事に、ほっぺたを優しくムニムニしてみる。無駄な脂肪一切無さそうだけど、ほっぺは柔らかいんだなぁ。


A「ちゅーしていいですかー?ちゅー返し。いやこれむしろチャンスじゃね?ぐへへ、ちゅーしちゃいますよー」


なんてね。独りよがりなことはしないけど。
先輩も望んでくれた時まで取っておこう。

あーたいくつだなぁ。お茶でも入れるか。


A「わっ」


立ち上がった途端、いきなり手が伸びてきて、思わずベッドに引っ張られる。


A「え…?寝相すごいなぁ。寝てても相変わらず力強い…」

神威「…まだ?」

A「やだぁ起きてたんですか?人が悪いなぁ。あっ何もしてませんよ?ただ眺めたりちょっとご尊顔を触っただけで」


決して先輩を汚すような事はしてないアピールに務める。


神威「ねえ、まだなの?」

A「はい…?寝惚けてます?」

神威「うん、寝惚けてる」


少しずつ近づく顔。

私は目を瞑ることも出来ないまま、唇に優しく触れる温もりを感じた。


ほんの一瞬。

すぐに離れると、そのまま規則正しい寝息をたてて眠ってしまった。


本当に寝惚けてるの?それとも…


心臓が飛び出るくらい早くなる。
頭に血が上る感覚と同時に、視界が暗くなった。

25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺち | 作成日時:2021年2月1日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。