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お祭りから1週間経った。
幸せの余韻に浸っていたけど、この1週間、先輩とは音沙汰無し！！！
え、私達付き合えたんだよね？！
A「先輩チャージしないと何もやる気が起きない…はぁ、会いたい…」
神威先輩は連絡手段を持っていない。
だからデートの予定決めるとか、声が聞きたいから電話するとか、そういう次元に立っていない。
こんなアナログな高校生今どきいる？
そんなところも素敵なんだけどさあ！！
ピーンポーン
A「荷物かな…配達員さんごめんなさい…私は起き上がるパワーが足りないから居留守を使います…本当にごめんなさい…」
ピーンポーン
A「うう、心が痛い。届けてくれたのに…私が不甲斐ないばかりに…」
ピンポンピンポンピンポン
A「しつこ！…もーはいはい、出るの遅くなってすみませーん、ちょっと聞こえなく…て…」
神威「やぁ」
A「ど、どどどどどどうして？！えっ丁度先輩に会いたいなぁって考えてたんです！！！これが愛の力ですね☆もー本当に好き！！！どれくらいかって言うと、宇宙で…」
神威「分かったから、入れてくれない？暑いんだけど」
A「すいません」
先輩がうちにいる…！
やば、変な汗かいてきた。初デートがお家だなんて…
ハッ！もしや…！
そ、そっか…いつも涼しい顔してるけど先輩は所詮男子高校生。そりゃ悶々とするはずだ……もちろん！受け入れます！A、いきます！！！
A「シャワー、お先にどうぞ」
神威「アホか、何考えてんの」
A「え？あぁ、じゃあお先に失礼します」
神威「待て」
怒りを含んだ声色で、私の首根っこを掴む。
A「今日はどうして…？」
神威「なにか用がなきゃ来ちゃいけないの？」
ちょっぴりムッとしながら話す先輩が可愛すぎて胸が苦しい…写真撮っていいかな…
A「いいえ！24時間365日ウェルカムです！」
神威「…お茶くらい出してよ」
A「はい！只今！！！」
…あれ？そういえばなんでうち知ってるんだろう。
もしかして、バイト終わり帰るのが遅い私の事心配でいつも後を着けてたとか…？
A「ぐふふ…」
神威「お前また変なこと考えてるだろ」
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作者名：ぺち | 作成日時：2021年2月1日 17時
