検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:18,912 hit

ヴァニラ・アイスその2 ページ12

「アブドゥルは、粉微塵になって死んだ」
「……アブドゥルが…アブドゥルが死んだなどという嘘をつくなぁぁぁぁぁッ!!!」

やつは黙ってアブドゥルの腕を喰らう。
何故こいつはアブドゥルの炎の探知機に引っかからなかった?誰もが思った。

「ッ…!どこだ…どこだ!アブドゥル!」
「アブドゥルは、粉微塵になって死んだ。次はお前らだ、DIO様を倒すなどという考えは…正さなければならぬからなッ!」

やつは淡々と言う。
その言葉に、嘘を着いている感じはなく、あるのはただただ殺意だけ。
一同は、そのただならぬオーラに冷や汗をかいていた。

「一人一人順番に…このヴァニラ・アイスの暗黒空間に葬ってやる。」

ポルナレフのシルバー・チャリオッツが
ヴァニラ・アイスの背後にまわる。

(なんだと…!?ポルナレフのスタンドがこんなに素早く、しかも…遠くに攻撃できるなどと…)
「こっちを向きやがれ!このドグサレがァァァ!」

ポルナレフが攻撃していく。
ヴァニラ・アイスの肩にシルバー・チャリオッツの剣が刺さる。

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

攻撃の手を緩めない。
いつの間にかヴァニラ・アイスは姿を消していた。

「畜生…あっという間にどこかに行きやがった!本体も、スタンドもッ…!」

ポルナレフはまだ震えている。

(アブドゥル…畜生、てめぇが…テメェの方から言ったくせにッ…!俺を助けないと言ったくせに…!)
「アブドゥル!てめぇは俺のことをほっとけば良かったんだよッ!」
「ポルナレフ……」
(俺はアブドゥルやコイツらとはついさっきであったばかりだが、やつは良い奴だった。泣きそうになるぜ……こんな数時間だけ関わっただけでも、泣きそうになる……なら、他の奴らは、ポルナレフは、今それ以上の悲しみを背負ってるッ!)

すると、柱に丸い穴が出来た。

「ッ!?」

球体のようなものがポルナレフ達の方へ向かっている。
球体が通ったところは凹んでいる…いや、まるで食われたかのように無くなっている!
イギーのスタンドが立ち向かうも、全く歯が立たない。

「この部屋にいるのはやばい!移動するぞ、イギーッ!Aッ!」

とりあえず別の部屋に移動した。
だがヴァニラ・アイスは扉などなかったかのように追いかけてくる。

「上階だ!上に行くぞッ!」

階段を昇って元いた場所に戻る。

「出口だ!だが、そのまま出る訳には行かない!」

ヴァニラ・アイスその3→←ヴァニラ・アイスその1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小松 | 作成日時:2019年9月2日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。