ヴァニラ・アイスその1 ページ11
「約束の10分がたったが、館へはいるぞ」
「ポルナレフ、突入する前に一つだけ言っておきたい。」
「?」
「私は、この館の中で負傷したり、行方不明なっても助けない。冷酷な発想だが、我々はDIOを倒しに来た。勿論、私の事も助けるな……イギー、A…お前らもな」
「ああ、勿論さ。俺も更々助ける気はなかったぜ」
俺はわざと毒を吐くような言い方をした。
ま、本心だけどね。
館の中へはいる。
ポルナレフが1番先に行き安全確認をした。
そして、中へ行く。
「マジシャンズレッド!」
アブドゥルが炎でなにかを作る。
「なんだァ?これは」
「生物探知機だ」
「これを見て、この迷路を進もう」
「確かジョースターさん達は地下へ連れてかれたよな?地下へ向かおう」
階段を下る。
それにしても、あの館の割にはでかいじゃあねぇか。
迷いそうだ。
そのとき、生物探知機になにか反応があった。
「左前方に何かいる…!?」
そのとき、犬…?なんだアレは。
イギーのスタンドか?
イギーのスタンドが左前方の柱を攻撃した。
そうすると、傷を負った男が倒れる。
その瞬間、迷路が消えていき、ひとつの部屋になっていた。
「迷路が…消えた!?」
「なるほど、やつのスタンドだったのか…。」
そのとき、アブドゥルの「なっ…!?」という声が聞こえた。
「どうしたんだ?アブドゥル、なにかいかがわしい本でもあったのかァ?」
「……アブドゥル?」
そうしたら、アブドゥルは叫ぶ。
「ポルナレフ!イギー!A!危ない!」
「うおっ!?」
なんだ?何が起こった?
俺らはアブドゥルに突き飛ばされた。
それは分かる。何故?
やつは危ないといった。
アブドゥルは俺らを助け……た…?
「どこだ、おい!アブドゥル!」
「おい、ポルナレフ………な、なんだ。この腕はッ…!」
そこには、男の両腕があった。
俺は、直感でわかった。
(……これは、彼の腕だ)
彼は俺らを助けたんだ。
「アブドゥル…おい、どこいった。アブドゥル〜〜〜〜ッ!」
「……おい、ポルナレフ…アブドゥルh((「うるせぇッ!お前は黙ってろッ!」
「おい、イギー。お前の鼻にはッ……!」
「ポルナレフ……」
イギーは尋常じゃないほど汗をかいていた。
これじゃあもう、鳴くことすら出来ないだろう。
そうしてると、目の前のやつが口を開いた。
「アブドゥルは、粉微塵になって死んだ」
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作者名:小松 | 作成日時:2019年9月2日 18時