30話 ページ31
ASide
昨日は早く寝ろってみんなに言われたけど、ずっと話してたくて結局23時くらいまで話しちゃった。
ちなみに今は夜中の3時で、4時の飛行機に乗ってくからもう家を出なきゃ行けない。
ぽんずくんは莉犬くん家に、みさちゃんはさとみくん家に預けてるから安心。
だけど、申し訳なさもあるよね……
で、まわる順番は普通に都道府県順で、北海道>>青森>>岩手……みたいな。
いつまた東京帰って来れるんだっけ……
なーんて…しんみりしても意味ないんだけどね。
リスナーさんに会えるんだから!!
と考え事をしてると、インターホンがなる。
『はい』
?「おはよぉ〜起きてる??!?」
?「うるさいですよ」
?「なんなんですか!!!るぅるぅとです!!」
?「やめてください!!」
?「ちょっとるぅちゃん静かに!!」
?「みんなしてうるさいなwww」
?「さとみくんの笑い声もデカいけどねww」
6つの賑やかな声が、扉越しに聞こえる。
声の主はもちろんあの人たちだ。
『君ら朝っぱらからうるさいぞ〜』
り「あ!!せーの」
全「全国がんばれ〜!!!!」
『近所迷惑……』
こ「ねぇwww」
『でも…あんがとね。こんな朝早くから』
る「毎日電話しますね!」
『近所迷惑…………』
さ「絶対寝ぼけてるだろww」
『寝ぼけてません〜だいぶ前から起きてますー』
ジェ「もうそろそろ出た方がええんちゃう?」
『そだね。……………………そだねー』
な「なにいってんのww?」
『北海道いくから』
り「なるほどww?」
こ「もう空港いかなきゃヤバイよ?」
『ほんとだ。じゃあちょっと荷物とってくんね』
な「忘れ物ない?」
『うん。ないよ』
さ「空港までお姫様を送り届けなきゃね」
『なにいってんの』
さ「せめて笑って」
『むり』
な「早く空港いくよ!!」
『はーい』
まだまだ朝早い便だからか、人はぼちぼちしかいなくてめちゃくちゃ空いてた。
やっぱり離れるの寂しいなぁ……。
一生会えないって訳じゃないのに、なんでこんな泣きそうになるんだろ。
今から大好きなリスナーさんに会えるってのに。
そんな大好きなリスナーさん以上に、メンバーのみんなのこと大好きだから仕方ないか、
またね、みんな。
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作者名:瀬。 x他1人 | 作成日時:2019年8月19日 9時