４９お出かけ-2 ページ50
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コンビニに入り、直行で飲み物を物色。
焦凍はお菓子売り場に直行してた。
本当冗談抜きで可愛すぎんだろ。
もう適当に水でいいかと、い〇はすを手に撮ろうとガラスドアに手をかけた。
『「……あ」』
誰かの手と重なり、お互い反射的に手を引き顔を合わせる。
『「……あ」』
本日二回目の “……あ” である。
ってのはとうでもいい！！
なんで…！
なんでこんな所に…！！
「よォ偶然だなぁクソ怪力女ァ…」
『ヒィィイッ…』
クラス一の暴君！！
爆豪さんが居た！！
っていうか手から煙出てるよ爆豪さん！！
「どうしたんだ、A……って、は？」
「…あァ？」
私の「ヒィィイッ」という情けない声が聞こえたのか、焦凍もお菓子を手にしてやってきた。
くっそお菓子とか可愛いな…！！
「んでテメェがここにいんだよ」
「悪いか？」
『……;;;』
混ぜるな危険な組み合わせじゃないのか？
店員さんもこの異様な雰囲気にビビってる。
「…A、お前はどっちがいい？」
そう言って焦凍が見せてきたのはストロベリー味のチョコとミルクチョコレート。
『どっちって…私だったらこっちかなぁ』
無難にミルクチョコレート。
「わかった。」
完全なる空気と化した爆豪くんはわなわなと怒りを抑えている中、焦凍は二つのお菓子を持ちレジへと向かっていった
「…おめぇらデートか」
『ぶっは！！』
いけない。盛大に吹いてしまった
「何笑ってんだカス！！！」
『カスとはなんだ！！
ってか爆豪くんからデートって言葉が出てくるなんて！笑わずにはいられないだろ！』
「ぶっ殺す…！！」
さっきよりも大きくなった爆豪くんの手から出る煙。
私はお構い無しに水をとってレジへと向かった。
「無視とはいい度胸だなァ…！」
後ろからシュゥゥゥゥ…という邪悪な音が聞こえた気がしたが、聞こえてないふりをする。
…ってかここ店内だぞ。
そして爆豪くんも飲み物を手に取りレジへとやってきた
『…あれ、爆豪くんてお茶飲むんだ…』
「俺をなんだと思ってやがる！！」
まさかのあや〇か。
私もそれ好きだよ爆豪くん。
いつの間にかレジを済ませていた焦凍は店の外からじーっとこちらを見つめてくる。
いや、中に入れよ。
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
