４６午後の授業-12 ページ47
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「オールマイトも同じく命に別状なし
彼に関してはリカバリーガールの治癒で充分処置可能とのことで保健室へ」
「デクくん…」
「緑谷くんは…！？」
彼は大丈夫そうだった。
全然大丈夫そうじゃないけど。(無責任)
「緑…あぁ、彼も保健室で間に合うそうだ
私も保健室の方に用がある
三茶！あと頼んだぞ」
三茶と呼ばれた猫さ…ゲホッゴホゴホッ…、人物は「了解」と敬礼。
「セキュリティの大幅強化が必要だね」
「ワープなんて“個性”、ただでさえものすごく希少なのによりにもよって敵側にいるなんてね…」
ほんとだよ。
私もワープ使ってみたい。
「…A、」
『ん？どした？』
「…いや。」
ふと私に声をかけてきた焦凍。
…俯いて、どうしたんだろう。
「…俺、強くなって…ヒーローになって
おまえを、」
『…うん』
とても懐かしい言葉だ
「守れるように、絶対強くなる」
『…うん。私も、強くなるから』
この会話、小さい頃からずっとしてるけど
ちゃんと想いは込められてる
「強く…」
『……うん、大丈夫。焦凍ならなれる
だからそんな顔しないで、ほらほら』
私は焦凍のこの表情に弱い。めっぽう弱い。
だからできるだけそんなカオ、させたくない
『…はい』
「…？」
『飴だよ。“発生”でつくってみた。意外と美味しいな、これ』
焦凍はその飴を受け取ると、いつものようにふわりと優しく笑った。
……カッコ可愛い！！！！？！？(情緒不安定)
「オイ、クソ怪力女。俺にも寄越せ」
いつの間にか後ろに立っていた爆豪君。
『んん？？怪力女からクソ怪力女に進化してるね私。つか甘いもん嫌いじゃなかったっけ』
「いいから寄越せ！！！！」
「ヒイッッッ」
BOOOM！！と爆破を起こし脅される。
え、本当にヒーロー目指してる？？？
「退けA、俺が守る」
『いや違うから、一応敵じゃないから。』
「一応だと！！！？オラ表出ろクソ怪力女ァ！！！」
『完全に敵だったァァァ！！！！！』
「違ぇよクソが！！！！！」
何このカオス！！！！
ーーー
「あの子達も中々のモノもってるわね…」
「…敵側に、目をつけられないようにしないとねえ。とてもいい“個性”だ、皆……。」
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
