４７放課後 ページ48
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『焦凍焦凍！』
「どうした？」
敵襲撃後、私達はカウンセリングを受け、擦り傷程度の怪我を手当してもらいこの日は解散となった
まぁ別に精神的にはなんの支障も無かったけど。
そして焦凍と共に下校中。
『もうニュースになってる』
「さすがだな…まぁまさか雄英が敵に襲撃されるとは誰も思ってなかったからな」
『本当だよね。
…あ、ほらみて。“雄英高校 １−Ａ ヒーロー科 強靭な精神力”…だってさ』
…ま、ヒーロー目指してるなら心は簡単に折れたりなんかしないさ。(名言)
もうニュースは見飽きたので開いていたニュースのサイトをそれぞれ閉じた。
「こんな大々的にニュースに乗るなんて初っ端から随分と目立ってるな」
『これをきっかけにプロヒーローに目つけて貰えたら嬉しいなあ』
「どうだろうな」
すこし口角を上げた焦凍
やばいやばい、焦凍って本当何してもかっこいい。
『でもさ、私正直怖かったよ』
「…そうか」
実際に目の当たりにして、しかもその悪意は私達生徒にも向けられてたし
殺されるんじゃないかって一瞬でも思ってしまった
「でも生きてる
俺にとっては、プロヒーローになる夢の為のいい経験だった」
『うん、それは私もだよ
お互い強くなろう』
「…あぁ」
フッと少し微笑んだ焦凍。
私はすかさずカメラを手に取り、その表情を激写した。
焦凍には盛大に呆れられた。
･
『明日、臨時休校だよ』
「知ってる」
そして現在、私の家に遊びに来ている轟様。
『一緒に出かけようよ轟さん』
久しぶりに焦凍と遊びたい。
ずっと遊んでなかったのもある
「出かけるって…なんの為に臨時休校になったんだよ」
『真面目か』
まぁ仕方ないか。
そう思って諦めようとしたとき
「で、明日はどこ行くんだ？」
『行く気満々かよ！！』
めっちゃ乗り気やん！！
「俺はどこでもいいからお前が決めろ」
『それが一番困るやつだよね。』
私も焦凍と出かけられるのなら正直どこでもいい。
『じゃあ高校前をブラブラしよう』
「臨時休校中なのに大丈夫か」
『でーじょーぶ。』
もしもの時は私の“個性”でなんとかなる。
『じゃあ決まり！
明日13:00頃、公園前集合！』
「わかった」
うん、楽しみすぎる。
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
