【ヒロアカ】その天才ちゃんは最強くんに惚れてるようで。【轟焦凍】 (ページ4)

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３テストページ4

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「個性把握…テストォ！？」

「入学式は！？ガイダンスは！？」

そう、私達はグラウンドへと連れてこられた

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ

雄英は“自由”な校風が売り文句で
そしてそれは“先生側”もまた然り」

…なんと。

このテストでは個性を使っていい、と。

…え、それまじ？

「爆豪
中学の時ソフトボール投げ何ｍだった」

「６７ｍ」

「じゃあ個性を使ってやってみろ
円から出なきゃ何してもいい、早よ

思いっきりな」

爆豪と呼ばれた、教室で暴言吐きまくってた怖い顔でもちょっとイケメンな男の子。

ボールを持って

「死ねぇ！！！」

…死ね？？

そして爆音、爆風と共にボールがはるか遠くへ飛んでいく。
…その威力にみんな唖然。

「まず、自分の“最大限”を知る
それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

…個性…自由。

何それ、すごく楽しそう。

ドキドキワクワクしていると隣から、

「…お前、ボール破壊するなよ」

と、とても落ち着いたイケボ。

『いやせんわ。』

「そうか」

え、まって、本気で言ってた？
もしかして私が本気でボール破壊すると思ってた？

…やだ、天然って本当可愛い。

「面白そう…か
ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？

よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう」

『…！！』

まさかの除籍処分。

…なんて言っても、私は除籍処分される気なんてさらさらないし、ていうか嘘だろ。どう考えても。

「生徒の如何は先生の“自由”
ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」

『らしくなってきたねえ』

「そうだな」

私にかかれば楽勝である。

第1種目：50ｍ走

個性、「発生」でなにか出来ないかな…と考えてみる。

『…よし。』

私は足の裏に水を発生させた。あと炎。

『よーい…どんっ！！』

そして水＋炎で水蒸気を発生させ、その威力でゴール地点まで。

「4秒36！！」

『あり？思ってたより遅かったな…』

とりあえず深呼吸して、残りの人の50ｍ走を見学しようと後ろを振り向くと

『うわ！？』

そこには目をキラキラさせた、以前試験の時に知り合った麗日お茶子さんが立っていた。