１３授業 ページ14
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「おはよ〜」
『おはよー』
朝、焦凍が家の前で待っていてくれて、私は今日も幸せに登校する事ができた
学校に着いても席が前後だなんて神様ありがとうございます。
「今日から授業始まるね〜！」
『私数学無理』
死んだ目でお茶子ちゃんに訴えかける。
どうやらお茶子ちゃんもそうらしい。
「麗日さん、おはよう！あと、月居さん…だよね？おはよう！」
話しかけてきたのはあの緑谷くん。デクくん。だっけ。爆豪くんにそう呼ばれてたよね
「あ！デクくんおはよ！」
『おはよー』
「轟くんも…って、寝てるか」
『え？』
後ろを振り返ると、机に突っ伏して寝てる焦凍。
やだ、寝顔写メっていい？いいよね？
…無音カメラでこっそり撮っておいた。
これを見逃すわけにはいかない！
「あはは…月居さんって面白いね」
『よく言われるよありがとう。』
緑谷くんが笑う。
まって、こんな所にも天使がいたの？
私の周りって天使がいっぱいいるんだね。
「ハーイ席につけー」
気怠そうに教室に入ってきたのは相澤先生。
その声により教室は何故か静かになる。
おかしい。全然先生っぽくないのに。
「よかったな、今日から授業が始まるぞ」
「「「えーー」」」
見事に揃う声。
打ち合わせでもしてきたのかってくらい。
私は基本無気力なのでこの時もぼーっと相澤先生の顔を見つめていた
「んじゃ、頑張れよ〜」
授業の流れを簡単に説明し、先生はそそくさと教室を出ていく
…もう終わり？早くね？HR。
「…午前の授業は普通の教科か」
『むり…英語むり…』
「頑張れよ」
…後ろに焦凍がいてくれてよかった。
わからないところは全部教えてもらおう。
「顔が死んでますわよ…」
隣から百ちゃんの声。
そうだ、私の左隣にも天才はいた！
『百ちゃん！！授業！英語！数学！教えて！』
「単語しか言えてねぇな」
後ろからツッコミが入る。あら珍しい。
ていうか、後ろにも隣にも頭のいい人がいるってこんなにもいい事だったんだね。
わからないところはいつでも聞ける。最高。
「もうそろそろいらっしゃいますわね」
『…頑張るか…』
ヒーローになるためには勉強も大事！
…勉強好きじゃないけどわかる所は分かる。
とにかく頑張るか…
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
