１４授業-2 ページ15
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「んじゃ次の英文のうち間違っているものは？」
『(4番)』
プロヒーローが先生って、なんだか集中出来るよね。至って普通の授業だけど。
「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー！！！」
みんなの表情は後ろからじゃよく分からないけど私と同じこと考えてると思う。
…この英語の授業は大丈夫そうだ
わからないところはあまりない。
となると私の天敵科目は数学だけになるな…
数学だけは誰かに聞こう。
午前中の授業を通して、私はそう思った。
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「…昼飯、どうする？」
『どうするー…
食堂行ってみる？ランチラッシュがご飯作ってくれるよ。蕎麦とか』
「行こう。」
反応が早かった。
蕎麦という単語を出せばきっと食いつくだろうとは思っていたが、まさかここまでとは。
「Aは弁当じゃねぇのか？」
コテン、と首を傾げ、私の顔色を伺う焦凍
『私も蕎麦食べようと思って。』
「そうか」
そういう風に気を遣ってくれる辺り本当紳士すぎる…やべ、鼻血でるわ！
「……」
『ごめん。』
すごいや。焦凍は私の心を見抜いている！
だって今冷たい目で見られたから………。
「…多いな」
『そりゃそうだろ〜なんてったってあのランチラッシュだよ』
そして焦凍はそのまま受付まで行くと「蕎麦。」と一言。
『あっ、私も！冷たいヤツで！』
私も急いでそれにつけ加える。
「はーい2人とも冷たいのね！」
人当たりが良さそうな受付の女の人は奥まで行くと、
「はい！どーぞ！」
ドンッ！と私たちの前に置いたのは蕎麦2つ、なんともう出来たらしい…。さすがランチラッシュ。
『ありがとうございまーす』
「いただきます」
蕎麦を持ってみると重量感。
地味に重かった。量が多い…？
「量多そうだけど食えるか？」
『私前に親子丼三杯食べたよ。』
「…なら余裕だな」
別に大食いだなんて気にしない。
焦凍相手でも気にしない。それが私のスタイルである
「よォ」
私と焦凍が幸せに蕎麦を啜っていると、隣から声がした
『…？』
私かな…と隣を確認してみると、
カツ丼を手に持ってニタリと笑う爆豪くんが。
…いや、また爆豪くんかい。
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作者名：おもち
| 作成日時：2019年3月24日 23時
