【ヒロアカ】その天才ちゃんは最強くんに惚れてるようで。【轟焦凍】 (ページ41)

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４０午後の授業-6 ページ41

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焦凍を抱き抱え、低空飛行。

やっぱ実際やってみるとキツイ。
こんなん初めて使ったからな。しかも最高速度でぶっ飛ばしてる。

『……っ…』

「大丈夫か？」

『大丈夫！ほら、もうすぐだよ』

こうして私が頑張れるのはオールマイト殺しの実行役と戦ってるイレイザーヘッド達の為と、焦凍をこんな至近距離で、ほぼ抱きしめてる形に近い状況のおかげである！！

『…っ着いた…って、オールマイト！？』

「ヤバい状況か…？」

黒いモヤと黒い敵に捕まってるオールマイトの姿と、そこに向かって全力で走っているデクくんの姿が。

「どっけ邪魔だ！！デク！！」

『…！』

横から突っ込んできたのはあの暴君、爆豪くんだった

そして黒い霧男の頭を掴み、地面へ押し付ける。
…さすがとしか言えない((

…からの焦凍の氷であの敵を凍らし、動きを止める。

「スカしてんじゃねぇぞモヤモブが！！」

「てめェらがオールマイト殺しを実行する役とだけ聞いた」

「だぁー！！」

切島くんが手まみれ男に攻撃を仕掛けるも軽く避けられてる…

「くっそいいとこねー！！」

『おりゃっ』

私も手まみれ男の頭上にでっかい氷の塊を発生させ落とす。…が、それも間一髪避けてるようで。

『なんで避けるんだよ！！』

「…お前、“瞬間移動”じゃないの？」

…どうやら覚えててくれたようだ。

「平和の象徴はてめェら如きに殺れねぇよ」

「かっちゃん…！皆…！！」

振り返ると、デクくんが涙目になってる。
ごめん、こんな状況で悪いけどめっちゃ可愛い。ごめん。

オールマイトに目を向けると、オールマイトが凍らないギリギリの範囲を調整して敵が凍りついている。焦凍、氷の扱いが上手いな…

そのおかげで、オールマイトを掴む敵の手が緩み、その手の中からオールマイトが抜け出す。

「………出入口を押さえられた…こりゃあ…ピンチだなあ…」

あのさ、敵のくせになんなの？そのイケボ
やめて欲しいんだけど？(半ギレ)

「このウッカリヤローめ！やっぱ思った通りだ！
モヤ状のワープゲートになれる箇所は限られてる！

そのモヤゲートで実体部分を覆ってたんだろ！？
そうだろ！？」

爆豪くんって実は意外とよく考えてるんだよなぁ…
と、今思った。

『かっちゃんすごい！！！！！！』

「てめぇブッコロスぞ怪力女ァ！！」

うん、通常運転。