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結局、童磨には “振られた相手” について
だいぶしつこく聞かれたけど私は答えなかった。

いや、本人だからさ。






それから童磨の機嫌が悪くなって、





『おぉーい童磨ー』



「……」






何故か無視されるように。




そして、それは私が一番嫌なことだって分かってるくせに、





「どうしたの、また悩んでるのかい」



「教祖様……お助け下さい、実は……」





信者の女の頬を両手で包んで話を聞いてあげてる。

私がここにいるの知ってる癖に。
わざとらしいや。





「そうだったんだね。辛かったね……」


「っ、教祖様……っ!」




童磨が優しく女の頭を撫でると
女は泣きながら童磨に抱きついた。

童磨はそれをしっかり受け止めてその小さな背中をゆっくりと撫でている。





……見たくない






『……行ってきます』



「………」





そんな彼らを尻目に部屋を出る。

ちょっとだけ童磨の視線を感じたけど無視だ。
どうせまた私のことを冷たい目で見ているに違いない




最近、彼がまた冷たくなった。
なんでだろう?私何かしたっけ。




前に女を食ってる童磨に声をかけた時だって



“童磨、そのお肉私にもちょーだい”


“自分でとってきなよ、それくらい出来るだろう”




なんて、冷たい目で睨まれるし。
今まで私にも分けてくれてたのにさ。





『わけ分からんな』



一人呟いても返事は返ってこない。
童磨がいなけりゃ私はいつだって1人だ。







『……そうだ、
久々に猗窩座の所にでも遊びに行こうか』




彼は童磨とは違って会いに行けばいつでも私に構ってくれる。(ほぼ手合わせしてる)



今はまだ明るいけど、
きっと暗い森の中になら居るだろう。

それにそこに着くまでに日は暮れるはずだ。
結構遠いし


走れば何時間と経たずに到着するかもしれないけど、
今は暇だからゆっくり歩いていこう。







それに今は明るいから童磨だって着いてこられない。
彼は探知探索が不得意だ。



ワハハ。我ながら賢いぞ。フフフハハハハ。






そんな事を考えながら屋敷を出た。












「……、」




「……き、教祖様…?…ッぐぁ……ッ!?」




「……あれ、死んだの?
力加減間違えちゃったか



……ふーん…俺がついて行けないからって、こんな明るい時間帯に出ていくなんてねぇ……」

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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