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「おーい、まだ生きてるかい?」



「ぐっ…、お前……人ではないのか……っ」



「どうだと思う?」





穏やかに、優しく笑って男に問いかける童磨。
……彼の武器である扇を向けながら()


お付のふたりは既に事切れ、
わざとなのか偶然なのか、生き残っているのは富豪の男ただひとり。




『あ、あのー……童磨さん?』



「ん?何だい?」



『なんで私今抱きしめられてるの?
ねぇいい匂いする本当やめてかっこいい好き……』



「あはは、変態だね」






こんな至近距離で見つめられるなんて。
本日何回目だろう?
とにかく今日はとてもいい日だ。





「……っ、お前ら……俺にこんな事して、ただで済むと思ってるのか!?」



「お前が事の発端だろう?」




笑顔を絶やさずそう言う童磨に、
男は悔しそうに歯を食いしばった。





「……くっ、俺はただ、その女に声をかけただけじゃないか……金はいくらでもやるって言うのに……」



「…可哀想に。
よほど女に飢えているんだね。」




顔は笑っているけど、きっとこれは怒ってる顔だ。
雰囲気がどこか違う。




「そんな女が隣に居るだけで俺はもっと稼げる!
人も集まってくる……

俺みたいな男に毎晩抱かれて、その子もきっと幸せだろう!」




『……私、あんたみたいなのに抱かれたくない』



「何!?」






童磨がスッと立ち上がって男に近づいていく。


男は尻もちをつき後ずさるも壁に背中が当たり、
己に迫り来る死と悟って途端に顔を青くした。






「ひっ、助けてくれ、
本当に欲しかっただけなんだ、その女が…!
いくらだ!?望む金はいくらでも払うから!!
その女を私に……!」



「……なんで分からないかな、
お前は救ってやる価値も無いねぇ」





童磨が扇を一振り、
男は見事に砕け散った。







『……今日は絶好調だね』



「そうかな?」





返り血ひとつも浴びていない童磨。

え、怖いんだけど何これ?





「……さぁ、遅くなってしまったけど帰ろうか」


『うん』





真っ暗な道を2人で歩く。


さっきの男に構ってたせいで先程通った花街をもう一度通る羽目になってしまったけど、童磨が一緒なら何回でもいいや。
一生一緒に居たいわ。(真顔)





『……まだ賑わってるね』


「夜の街だしねぇ
あ、可愛い子がいる」


『…………(どこのどいつだ)』




視線の先には遊女。
確かに可愛い、悔しい。

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永眠@神作のコメ欄に浮上 - 今更だけど一章のコメ欄にきたぜよ!!←←  きたついでに懐かしの一章をまた見て行くわ♪二章でも早いうちにコメするねっっっっ (2020年1月6日 22時) (レス) id: de5541b525 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 秋刀魚大好きなエメラルドさん» いやそれな!!!です!!!!!萌えますよね……(((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 1時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
秋刀魚大好きなエメラルド - 両片思い…とてもすこ(クソデカボイス) (2019年12月17日 0時) (レス) id: 8b9d7d7154 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - ももさん» それいいっすね賛成です( ̄∀ ̄)イケメンな教祖様がいるので毎日極楽ですねっっ(o´艸`) (2019年11月18日 22時) (レス) id: 9123ab14eb (このIDを非表示/違反報告)
もも - おもちさん» きゃーっ!!それは凄い私得!! 信者同盟結びませんか?(^.^) (2019年11月16日 12時) (レス) id: 059a63c2b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おもち | 作成日時:2019年11月6日 23時

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