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「これは知ってると思うけど、海斗にとってあたしはじめての彼女だったじゃん?」
中「うん」
「でも、、あたしにとっては海斗がはじめての彼氏じゃなくてさ。それがこうなったいちばんの理由かな」
中「どういうこと??」
「あたしにとってのはじめてが自分じゃないことが嫌だったんだって。元カレに嫉妬してそんな自分が嫌になってきてだったからあたしと別れた方が楽になるんじゃないかって考え出して。だから、すごい急に別れようとか言われ始めたの」
中「え、あんなに仲良さげだったの?」
「まぁ、、、みんなの前では普通だったもんね笑」
「でも、あたしは別れたくないじゃん?大好きだったし、、、」
まつくとうみと海斗が三年の春に転校してきて
あたしは、海斗に一目惚れした
ジャニーズって知ってからはなんか好きって言いづらくて
でも、、、、
海斗の方から告白してくれてあたしたちは付き合ったんだ
優しくて面白くて大好きだった
「それに、、、別れよっていってくるのは海斗の本心じゃなくて構ってほしくて言ってるんだろうなってわかってたから、、。言われるたびに拒否してつなぎとめてた。」
中「毎回?」
「うん。海斗もあたしがそうしてくれるっってわかっていってきてたとおもう」
中「なんだよ、それ」
「でも、だんだんそれがエスカレートしてきてさ。あたしもかなり精神的にきてて、、。自分のこと傷つけたりしてたんだ」
そういうとうみの顔はだんだんと悲しげになってきた
「それを知った海斗もカッターで自分の手の甲切ったりして、、、。歪んでたんだよね。あのときのあたしたちの恋」
あたしは、少し残っていたカクテルを飲み干した
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作者名:虎レッド | 作成日時:2020年4月28日 1時