【銀魂】〜名前〜(神威)

第10話 ページ11

神威side






来週、Aを地球に連れていく事になった。








Aのことが好きだから








Aの願いを叶えてやりたいと思う








でも……








記憶を取り戻せば、
Aはその恋人の所に行っちゃうのかな……









なんて事を考えてぼーっとしていた









阿伏兎「オイ団長！！Aがいねぇぞ！！」









ぼーっとしてたら阿伏兎が血相変えて走ってきた









神威「え？Aなら部屋に……」









阿伏兎「部屋のドアの鍵が壊されてたんだ。中には誰もいなかったぜ……」









俺は無我夢中で走り出す



阿伏兎は俺を呼び止めた









阿伏兎「オイ！！団長！！探す宛なんかあんのかよ！！」









神威「ないけどっ……船内全部探せば済むだろ？」









阿伏兎「今ワーク星に止まってんだ。もう船の外かもしれねぇだろ」









神威「っ！！！とりあえず全部探すっ！！！」









俺は船内を隅から隅まで走り回って探した









Aside









コンコンッ！！









部屋の扉が叩かれる音









阿伏兎さんかな？









『はーい？』









？



いつもなら返事をすれば
鍵を使って入ってくるのに…









扉の外にいるのは、神威でも阿伏兎さんでもない？









《女がいると分かれば襲いに来る輩もいると思うし》









この船に来たばかりの時に
神威に言われた事を思い出す









部屋の扉を開けちゃダメだ









直感的にそう思った









けど……無意味だった









次の瞬間、部屋の鍵と同時に扉が壊され
複数人の男が入ってきた









『いっ……んーーー！！んー！！！』









手を拘束され、口を塞がれた









叫んでも声は届かない









怖い……怖い……









私はその場で気絶させられた

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