第22話 ページ35
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Aside
総悟「俺はーーーーーーーー」
総悟の言葉が途切れた
私が突然抱きしめたから
「……ねぇ、総悟」
総悟「……?」
「総悟は……私のせいで苦しんでるの?」
総悟「……え?」
「私ね、今、大好きな人を苦しめてる自分が、憎くて憎くて、しょうがないの…………」
無意識の内に、涙が溢れた
抑えていた感情が、何故か今、吹き出した
総悟「A……」
「……もう、私なんかのこと手放してくれていいんだよ……総悟の苦しむ姿なんてもう見たくないの。こんな汚れた私のせいで、、総悟の人生邪魔したくない……」
総悟「……れが……」
「総悟?」
総悟「誰が手放してやるもんかィ!お前が逃げようとしても、俺は捕まえてやらァ。大好きな人の事を護りたいと思うのは当たり前だろィ?」
「総悟……」
総悟「お前は汚れてなんかねぇ。綺麗でさァ。また汚されたら俺が何度でも消毒してやらァ。人生の邪魔?んなこたねぇ。むしろ、お前がいねぇと、俺はもう、生きられねえ。お前は、俺の全てでさァ」
「……ホントにいいの?私なんかで」
私がそういうと
総悟は優しい笑顔で、
私の涙を拭いながら
誰よりも優しい声で
総悟「お前じゃないと、ダメなんでィ」
私を強く、抱きしめてくれる。
「私も、総悟じゃないとだめだなぁ……」
総悟「A……
もう絶対離したりしない
もう絶対苦しめない
俺のA
俺だけのA
……俺の宝物……
世界で1番愛してやす」
「総悟……
私も、世界で1番
愛してるよ
ずっと傍にいるよ
総悟が離さない限り
総悟の隣にいさせてね……」
総悟「もちろんでさァ…俺はもう二度と、姉上の時のような想いはしなくないんでねィ。初恋の相手で、俺が生涯かけて愛す人はお前しかいねぇ」
「うん…うん…ありがとう…総悟……」
総悟「ホントは、Aの初恋も欲しかったですけどねィ……」
「……はは、もうそんな前の話、覚えてないよ……」
総悟「……ま、今が良ければ、それでいいんでさァ。お前は今、俺の事だけ考えてればいい」
「うん。総悟、大好きだよ」
総悟「俺もでさァ。……そろそろ、戻りやすか。」
「うん、そだね!」
私達は、手を繋いで、屯所に戻る
総悟の手は暖かかった
総悟の笑顔が、大好きなんだ
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風花(プロフ) - ちさりささん» コメントありがとうございます!あ、そうでしたね笑すいません!ご指摘ありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ちさりさ(プロフ) - あのーミツバさんが総悟を呼ぶ時は総ちゃんだったはずです 間違ってたらすみません。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風花 | 作成日時:2019年2月13日 17時