検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:73,902 hit

第20話 ページ32

……………………………………………………………

総悟side

「……殺さないで、ほしいの」

悲しそうにAはいう。

何でだ?自分をこんな目に遭わせたやつを

何故そうして庇う?

総悟「何でですかィ…アイツはAを、、こんなにも傷つけて……どうして自分をこんな目に遭わせた奴を庇うんでさァ?俺は絶対…あいつを…許しやせん」

「……同じなの。私もみなみも」

総悟「何が?」

「みなみは総悟の事が好きで、総悟を私から奪う為に、こんな風に私をつぶそうとするの。確かにやり方は間違ってる。でも総悟の事が、好きなんだよ。その気持ちは、私も同じなの」

総悟「……………………」

何でなんだ…どうして、そこまで人を想えるんだ?

俺はそのAの綺麗な心に惹かれた




優しすぎて





脆くて





儚くて





美しい







そんなお前を、俺は、生涯かけて守る





そう決めたんだ

総悟「お前がそこまで言うなら……しょーがねぇから局長達に交渉してやらァ。」

「ほんと!?総悟、ありがとう!」

総悟「はぁ、本当にお前には叶いやせんよ……」

「?どういう事?」

総悟「……なんでもねェよ。」

「あ、あと私について話したって?」

総悟「あぁ、明日から俺の補佐だろィ?けど、局長達が今日からでいいって。それと、今後昨日みたいな突撃や闘いの時は、極力着いてこさせる事になりやした。どうしても無理な時は、アイツに守らせる事にしやした」

「アイツ?」

総悟「クソチャイナでさァ」

「あぁ、神楽ねwけど、そんな無理しなくても……私も1人の時気を付ければいいだけだしさ!」

Aは明るく笑う

ドンッ!!

俺はその瞬間、Aを壁に一瞬で追い込み

まぁ、いわゆる壁ドンてやつ?

「そ、総悟!?どうし」

chu……

「ん!?……は……んぁ……はぁ……」

総悟「……こんなに隙ありありの奴が、もう他の男に狙われねぇとでも?」

「そう……ご……?」

総悟「……悪ィ……お前が、2度も襲われた……2度もお前に恐怖を植え付けた……2度もお前を………………護れなかった…………」

「……総悟……」

Aの暖かい手が俺の頬に添えられる

気付かぬうちに俺の頬に伝っていた涙を

は優しく拭う。

「…そんなに、思ってくれてたんだね…ゴメンね、総悟の気持ちも知らず、あんなこと言って…」

総悟「…もう二度と離しやせん」

第21話→←第19話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

風花(プロフ) - ちさりささん» コメントありがとうございます!あ、そうでしたね笑すいません!ご指摘ありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ちさりさ(プロフ) - あのーミツバさんが総悟を呼ぶ時は総ちゃんだったはずです 間違ってたらすみません。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風花 | 作成日時:2019年2月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。