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第16話 ページ28

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Aside

総悟に2人の返り血がべっとりと着く

総悟はそんなのお構い無しに

私に駆け寄り、強く抱き締める

私は力が入らなくて、ただ総悟にしがみついて

泣きわめいた

総悟の暖かい背中は小刻みに震えている

私の為を思って泣いてくれている

総悟「……ごめん……ごめん……」

「そう……ごぉ……こわ、かったぁ……」

総悟「ごめん……ごめん……」

総悟は謝る事しかしなかった

返り血の着いた隊服が、総悟の強さを証明してる

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

総悟side

Aを襲っていた男二人に、殺意が湧いて

止まらなかった

花宮の一件以来、絶対こんな事ないようにしようって決めたのに……

護れなかった自分にも

怒りが止まらなかった

抱きしめる手が震える。

Aは……悲惨な状態だった。

服は破られ、下着も外され、身体の至る所に

痣やキスマがある。

抵抗する度に叩かれたのであろう

いつも笑ってるAが、泣いている

「そう……ごぉ……こわ、かったぁ……」

俺はAをただただ強く抱き締めた

謝る事しか出来なかった

総悟「……ごめん……ごめん……」

俺はAを抱き抱えながら部屋に向かう

部屋の布団に下ろすと、

泣きながらAから抱きしめてきた

「……総悟…わ、たし……今…身体中が……汚い……ごめ、、、なさ……きらわ、ないで……お願い……総悟……私を、嫌わないで……!」

総悟「……嫌うわけねーでさァ!!」

「で、でも……みなみが……」

総悟「あいつになんか吹き込まれやしたか?」

「他の男に…ヒック…汚された彼女……なんて、捨てられる……って……」

総悟「大丈夫だから。俺がお前を嫌うわけねーよ。俺の方こそ、護れなくて……ごめん。傷つけて、ごめん、捨てられるのは、俺の方なのかもな」

「そんなこと、絶対ない!総悟は、来てくれた、私の危機に、いつもいつも!助けてくれた、充分、充分だよ!!」

総悟「もう二度と……こんな事って誓ったのに…」

「総悟……私の体、今汚い……あんま見ないで……」

総悟「嫌だ。ちゃんと消毒しやすよ。俺が」

俺は深い深いキスを落とした

その夜は一晩中Aの身体を消毒した。

俺以外の奴が、Aに触れた

俺のAに、他の奴がキスをした

俺の……俺のAに……

全てが許せなかった

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風花(プロフ) - ちさりささん» コメントありがとうございます!あ、そうでしたね笑すいません!ご指摘ありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ちさりさ(プロフ) - あのーミツバさんが総悟を呼ぶ時は総ちゃんだったはずです 間違ってたらすみません。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2019年2月13日 17時

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