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第3話 ページ15

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Aside

『コロス』

私達の背後からドスの効いた声が聞こえた

その声を聞いた途端、花宮さんは固まった

彼がゆっくり振り向くと

そこには

総悟がいた。

花宮「お、沖田隊長!?何故ここに!ヒッ!」

総悟の殺気を察したのか花宮さんは慌てて逃げる。

総悟は花宮さんを追いかけるより先に

震えた私を見て、走って駆け寄り

優しく抱き締めてくれた

総悟「……悪ィな……大丈夫ですかィ?」

耳元から優しい声色が聞こえる

私は泣きながら総悟の背中に手を回す

その背中は

さっきの花宮さんとは全然違う。

男にしては小さいけど

暖かくて、頼りになる

大きな大きな 私の大好きな背中。

……しばらく私が総悟の胸に顔を埋めて泣いていると。副長とザキが走って来た。

土方「A!!大丈夫だったか!?……っておい」

ザキ「Aちゃん!!……って、あ、お邪魔しちゃった……?」

「……副長……ざき……なんでここに?」

土方「総悟から連絡があった。花宮の事だが、気にしなくていい。」

「え?」

ザキ「咲真の事は、俺達でどうにかしとくから!もう大丈夫だよ!」

総悟「……部屋、もどりやすよ。土方サン、今日の仕事、サボらせてもらいやす。」

土方「おう。明日みっちり働けよ」

総悟「チッ……」

そう言うと総悟は部屋に向かって歩き出す

私は副長とザキにぺこりとお辞儀をしてから

総悟の後について行く。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

部屋に入った途端、また総悟に抱きしめられる。

総悟「……何されたんでィ?……どこを汚された?……どう触れられた?」

「……手を掴まれて……告白されて……抱きしめられて……男の人は力が強いから……抵抗出来なくて……そしたら、総悟が来てくれた」

私を抱きしめる力が強くなる。

総悟「遅くなって……悪かった……」

総悟の身体は震えてて……

「ううん、出張だったのに、どうして?」

総悟「Aに、何かあるんじゃないかと、直感で……そしたら仕事所じゃなくなって、走ってきたらこのザマでさぁ……」

「……来てくれて、ありがとう。…………力が強くて……すごく……すごく怖かった。」

総悟「次は誰にもこんなことさせねぇ……」

総悟の低い声が私の脳に響く

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風花(プロフ) - ちさりささん» コメントありがとうございます!あ、そうでしたね笑すいません!ご指摘ありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ちさりさ(プロフ) - あのーミツバさんが総悟を呼ぶ時は総ちゃんだったはずです 間違ってたらすみません。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2019年2月13日 17時

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