第11話 ページ23
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ちとせside
話は数日前に遡る
総悟君が珍しく私に話しかけてきた
私は総悟君が好きだから、話しかけられた事に
期待してしまった
総悟「ちとせ、って言ったっけ。Aの仲良しなんですかィ?」
ちとせ「は、はい!」
総悟「実は、おねがいがありやす」
ちとせ「はい?なんでしょう」
総悟「今度、突撃当日、Aの傍にいてやってくれやせんか?」
ちとせ「はい?なぜ?」
総悟「あいつ、1人になると不安で泣いちまうんでさァ。そーいう命の保証がない日とかは。」
ちとせ「……分かりました。そんなにAが好きなんですね。総悟君は……」
総悟「ありがとうごぜーやす!あぁ、Aは俺の全てなんでさァ。」
私の目の前で、幸せそうに話す、私の好きな人
私と話しているのに、他の女の事を考えてる
けど、総悟君とAが幸せならそれでいい
私は約束通り、その日は女中の皆で飲むことにした
……話は変わるが、新しい女中がウチに入った。
彼女は内山みなみ、私の苦手ジャンルの女の子だ。
みなみは総悟君に一目惚れをしたらしい。
それからあの二人がくっついてるのを見る度
愚痴をこぼしている。彼女は何故か私の恋心にも
気づいているようだ。
みなみ「先輩はそれでいいんですかぁ?私、アイツより可愛い自信あるんで、総悟サン奪うつもり満々ですよォ?」
彼女は総悟君にいつも猛アタックをしてる。
総悟君はA以外に1ミリも興味ないから
スルーしてるけどベタベタとみなみはくっつく。
Aはそれを見ても何も言っていなかった
何故なら、総悟君はベタベタしてくるみなみを
突き放すと、Aを抱き寄せ、
総悟「俺にはコイツで充分でさァ」
と周りの人にもみなみにも見せつけるんだ。
私の目にもそれは入るから、
いつも、あぁ、諦めなきゃなと思ってる
早々諦められてないんだけども。
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風花(プロフ) - ちさりささん» コメントありがとうございます!あ、そうでしたね笑すいません!ご指摘ありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ちさりさ(プロフ) - あのーミツバさんが総悟を呼ぶ時は総ちゃんだったはずです 間違ってたらすみません。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風花 | 作成日時:2019年2月13日 17時