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12 悩み ページ14

ぽたぽたと水滴が落ちているタルタリヤの頭にバスタオルをかけた。




『次からはちゃんと天気予報みます……』




バスタオルを掴んでわしゃわしゃと柔らかい髪を拭いてあげる。





私に頭を拭かれているタルタリヤは気持ちよさそうに目を細めている。





『……。』




タルタリヤ「ちょ、ちょっと!ぶっ!」





私は無意識で顔までもこねくり回していたようだ。





『あ、ごめ……くしゅん!』





タルタリヤ「こんな状況じゃなかったら倍返しにしてたからね。」





彼よりそんなに濡れていなかったが体は冷えたらしい。






タルタリヤにお風呂を進めたけど先に入れって怒られた。





あなたは私のお母さんですか??


______________________




_______________




__________





最近、彼に甘えてばかりだが居なくなったら私は普通の生活に戻れるだろうか……




ふとそんなことを考えながら湯船に顔を沈める。





彼を元の世界に帰すためにこんな感情を抱くのは間違いであることはわかっているが少しモヤモヤしてしまう。





彼は帰りたい。




彼は私のこんな子供じみた感情に囚われてはダメだ。





そう言い聞かせて自分の気持ちに蓋をした。






『……やば、逆上せる。』






さっきより血色の良くなった身体にタオルを当てる。






……おっとここで事件発生。





下着を付けていたら、例の茶色いアイツがカサカサと洗面の隅に動き回っているではないか!!





『……。きもっ』





私はそう呟くと同時に傍にあった殺虫スプレーを瞬時にかけた。





なんか一周回って冷静になるよね。




『……死んだ??』





ひっくり返ってビクともしない例の茶色いアイツを確認する。






死んでるけど流石に触りたくないからタルタリヤに取ってもらおうと、ひっくり返ったアイツをそのままにして上にスウェットを着る。





今日は散々だなほんとに。




今日一日の不幸続きにため息をつき、下のズボンを履こうとしていると耳元でブーンという羽音がした。





嫌な予感がして、アイツが死んでいたであろう場所を見るとアイツの姿がなかった。




『……まって、アイツどこいっt』





そう言うと同時に私の目の前を通り過ぎる茶色いアイツ。





急に出てきて後ろに置いてあったダンボールにかかとが引っかかって転けた。

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びんた(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます🥺🥺嬉しすぎてニヤニヤしながら見てました笑これからもマイペースに頑張ります! (2月26日 20時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - ふぅ、好きです(は?)タルが…もう、もう!って感じですね(語彙力消失)これからもマイペースに頑張ってくだせぇ (2月26日 16時) (レス) @page16 id: 6844e2aa8f (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 本の世界にいきたいさん» ですよね笑ほんとに欲しいです笑 (1月9日 0時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - 一家に一台タルタリヤw‍wうちにも欲しいなww (12月4日 22時) (レス) @page10 id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 手羽先さん» 下書き一切なく思いついたときに書いたものだったので上手く文章になっているか心配だったのですが、その言葉をきいて安心しました!今後ともご愛読よろしくお願いします! (11月27日 20時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びんた | 作成日時:2023年11月26日 2時

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