11 迎え ページ13
タルタリヤ「……あ、A！雨が降るだろうと思って迎えに来たんだけど。濡れるよ。」
私を見つけると女子生徒に見向きもせず私に傘を傾ける。
「！ちょっとA。あんたやっぱり彼氏いたのね。しかもめっちゃイケメンじゃないの。」
人だかりが気になったのか、隣のクラスのイケメン男子の傘に入ることに成功した友達も話しかけてきた。
他にも、ざわざわと少し騒ぎになっているようだ。
「...やばいイケメンだ！」
「あの子の彼氏かな？」
タルタリヤはこの場にいる女子全員から注目を浴びている。
少しだけモヤっとしたのは気のせいだろうか。
『来てくれてありがとう！行こうか。』
そう言って騒ぎから逃げるように彼の手を握ってその場から走って帰路に着いた。
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『...来てくれたのは嬉しかったけど私が作ったルールを守って！！』
自宅に着いた瞬間気が抜けて怒鳴ってしまった。
タルタリヤ「帽子は被ったし、ギリセーフだと思うんだけど？」
それを諭すように反論するタルタリヤ。
『それは緊急時のときだけってことを忘れないで欲しいな
……』
こっちはヒヤヒヤしたんだから……
バレたときどう対処するかも考えておかないとなぁ。
今日一番のため息が出てしまう。
タルタリヤ「へぇ？俺にとっては結構緊急時だったんだけど。雨でびしょ濡れになってAが風邪ひいたらどうするの？」
私の眉間にシワがよっていたのかそこをトンと叩いてきた。
タルタリヤ「雨止むまで学校いても帰るの遅くなるし……」
まだブツブツ言ってるよ……
ていうか、どうやって学校まで来たのかも気になるし……
タルタリヤ「Aの痕跡をたどった。」
『犬じゃん……』
また心の声読んでるし。
急に私の足に水滴が落ちる。
水滴が落ちてきた方を見ると、タルタリヤの髪から水が滴ってた。
そういえば、焦って走って自宅に駆け込んだから傘2つあったのに1つしか使ってない。
私は傘さしてないのにひとつも濡れてない……
彼が私を雨から守ってくれたのだと理解すると心がギュッと掴まれたような感覚がした。
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びんた(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます🥺🥺嬉しすぎてニヤニヤしながら見てました笑これからもマイペースに頑張ります！ (2月26日 20時) (
レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - ふぅ、好きです（は？）タルが…もう、もう！って感じですね（語彙力消失）これからもマイペースに頑張ってくだせぇ (2月26日 16時) (レス) @page16 id: 6844e2aa8f (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 本の世界にいきたいさん» ですよね笑ほんとに欲しいです笑 (1月9日 0時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - 一家に一台タルタリヤwｗうちにも欲しいなｗｗ (12月4日 22時) (レス) @page10 id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 手羽先さん» 下書き一切なく思いついたときに書いたものだったので上手く文章になっているか心配だったのですが、その言葉をきいて安心しました！今後ともご愛読よろしくお願いします！ (11月27日 20時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びんた | 作成日時：2023年11月26日 2時
