プロローグ ページ1
『また海外出張だよ私の親。はぁ…』
深くため息をつく。
「まぁ、仕方ないよあんたの親忙しいんだし。寂しくなったらうちの家おいで。てかあんたイケメンのおじさんいるじゃん。」
『二世帯住宅だからほぼ会わないしたまに見に来る程度だからほぼ1人なの！！あとイケメン関係ないから！！』
そう私の親は国際機関で働いているためほぼ家にいることがない。
ただ愛を与えられなかったわけではない。
むしろ私は今親から放置状態だが、めちゃくちゃ愛されて育った。
それ故に…付近に人がいないと人肌恋しくなるのだ。
そんな私の近況報告はおいといて…
『…いつまで私はあんたの家の玄関の前であんたの恋愛話を聞かないといけないのよ！』
「ハハ…ごめんて…話聞いてくれてありがと！気をつけて帰りな！」
グチグチと言う私がうるさかったのか早急に玄関から追い出された。
今日のご飯も1人か…そんなことを考えながら帰路に着いた。
目を細めると家の前に顔見知りが立っているのが見えた。
幸仁おじさん「…おかえり。ていうかまだ帰ってなかったのか。お前の家から物音が聞こえた気がしたんだが……」
幸仁おじさん「……気のせいか。」
どうやら花に水をやっていたようだ。
私をひと目見るとそそくさと家に入っていった。
意味深な言葉を残して…
『…え！？ちょっと！幸仁さん！？』
虚しくも私の声は幸仁さんには届いてないようだ。
『…いやまぁ、気のせいって言ってたし。』
ぶつぶつと自己暗示しながら家のドアに手をかけた。
『…ただいま…』
少しでも恐怖をかき消そうとつぶやく。
誰もいないであろう家の中に私の声は大きく木霊した。
何かあった時のためにスクールバッグを片手に、立てかけてあった傘を武器にしてリビングにむかった。
リビングの電気をつけるとやはり誰もいないではないか。
幸仁さんが変な事言うから！！
びびって損した！！
急に緊張が解けていっきに疲れがきた。
ソファーにうなだれる。
ふとソファーに影がかかったのが見えた。
上を向くと目の前に人の顔が…
『…で、で、でで…でたぁぁぁぁぁ！！？？』
私はすぐさま傘とスクールバッグを持ち武器にした。
？「ハハ！それで俺と戦うのかい？無理だと思うけど」
笑いながら弓のようなものを構える男に恐怖を感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 199人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びんた(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます🥺🥺嬉しすぎてニヤニヤしながら見てました笑これからもマイペースに頑張ります！ (2月26日 20時) (
レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - ふぅ、好きです（は？）タルが…もう、もう！って感じですね（語彙力消失）これからもマイペースに頑張ってくだせぇ (2月26日 16時) (レス) @page16 id: 6844e2aa8f (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 本の世界にいきたいさん» ですよね笑ほんとに欲しいです笑 (1月9日 0時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - 一家に一台タルタリヤwｗうちにも欲しいなｗｗ (12月4日 22時) (レス) @page10 id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 手羽先さん» 下書き一切なく思いついたときに書いたものだったので上手く文章になっているか心配だったのですが、その言葉をきいて安心しました！今後ともご愛読よろしくお願いします！ (11月27日 20時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びんた | 作成日時：2023年11月26日 2時
