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そして、やっとお決まりの白い紙が降ってきた。
タルタリヤ「んー、なになに?二人で仲良く寝ないと出られない部屋?噂通りだな。」
目を細めて紙を見るタルタリヤ。
ん?…噂通り??
『ま、まって、噂通りとは?』
タルタリヤ「ん?あぁ、君知らないのかい?璃月では今話題になっているよ?俺はもちろん鍾離先生から聞いたけどね。」
何故だ。何故に噂になってんだよ。
タルタリヤ「まぁそんなことはさておき、このお題を早くクリアしちゃおうか。」
やる気満々のタルタリヤは私の手首を掴んでいつの間にかあった、ベッドに投げつけた。
もう一度言おう。
投 げ つ け た
『痛いわ!そこは姫抱きして優しくベッドにおろすまでがテンプレだろ!!』
タルタリヤ「はーい。文句は後で聞くから早く寝ようか。」
『ちょ…』
私が言おうとすると
毛布を顔のところまであげてきた。
ふかふかの毛布にめんじておとなしく目を瞑ろうと思ったがタルタリヤの左についてる仮面が気になった。
『その仮面寝る時痛そう。外しなよ。』
タルタリヤ「いいよ。どうせ寝た後は付けないといけないしね。」
つまりめんどくさいということか。
寝返りをうつタルタリヤは顔を顰めた。
『ほら見た事かやっぱその仮面痛いじゃん。』
私はため息をつきつつ、タルタリヤの仮面を外してあげた。
それにビックリしたのかタルタリヤは目を見開いた。
『わっ、髪サラサラじゃん。』
ついサラサラで撫でていると寝息が聞こえてきた。
『子供か…』
寝ている顔は幼い子どもみたいだった。
『おやすみ…』
そう一言こぼすと私もゆっくりと瞼を落とした。
…
『ん…』
私はぼやけながらも目を開けた。
タルタリヤ「おはよう。」
『おはよう。…扉開いてる。』
先に出なかったんだと私が問うと。
タルタリヤ「寝顔が見たかったんだよ。もちろん鍾離先生に見せるためにね?」
いやらしく写真機を見せてくる。
案外優しいやつだと期待した私が馬鹿だった。
寝起きで怒る気にもなれない。
タルタリヤ「そろそろだね。」
するとタルタリヤは突然私の指先をそっと掴んで手の甲にキスをした。
タルタリヤ「次も会えたらいいね。」
突然のことで脳内処理できず固まってしまう私。
時差で照れが襲う。
数時間は熱が引かないだろう。
レザー 【甘噛みしないと出られない】▲→←リクエスト: タルタリヤ【二人で仲良く寝ないと出られない部屋】
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孤白 - アルベド〜!最高です!ありがとうございます! (4月2日 16時) (レス) @page12 id: ee5dcc7866 (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - シロさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!リオセスリは行動に出るタイプだと思ってます笑 (1月8日 21時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)m リオセスリwww嫉妬が丸見えで見てて面白いです笑 更新お疲れ様です!m(_ _)m (1月8日 7時) (レス) id: 7a808ff778 (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - 明日の雨雲さん» コメントありがとうございます!放浪者さまがドS!めちゃくちゃいいですね! (11月27日 20時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
明日の雨雲 - いやっほーぉう!最高ですね!(訳:初コメ失礼します)リクエストします!そういうシチュが苦手だったらいいんですけど夢主ちゃんがすこーしSなやつを放浪者と……何かをするのをお願いします!(長) (9月3日 6時) (レス) @page19 id: 3f030d2945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びんた | 作成日時:2022年5月5日 2時