小さなハッカー【名探偵コナン】 (ページ6)

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「なぁ灰原、どう思う？」

「…匂いってまさか、組織の？でも、ただの子供が言う洗剤の匂いってことじゃ、」

「でもさ、今日過ごしてみて思ったんだが…妙に見てないか？俺と灰原のこと」

「……」

帰り道、私はコナンくんたちと一緒に帰ってるんだけど、少し後ろで2人が何か話している。

哀ちゃんはなぜか同じ匂いがして安心する。でも、コナンくんにはあんまり近付きたくない気がした。あと、どっかで見たことあるような…

『あっ、』

その時、私は遠くの方でとても見覚えのある車が止まっているのに気付いた。

白のRX-7。

「Aちゃん、どうしたの？」

『…知り合いのひとが居たから先に帰るね。バイバイ』

私は歩美ちゃんたちにそう言って、走ってその場を離れた。

そして彼らが見えなくなったところで、私は待っていたその車に近付いた。

『バーボン！』

「お疲れ様。学校はどうだったんだい？」

車に乗り込み、背負っていたランドセルを置いて言う。

『勉強は簡単だった！あと、たくさん話しかけられたの』

「へぇー、どんな子に？」

『5人の子たちと一緒に居たよ。でも1番私に話しかけてきたのは、江戸川コナンくんって子』

「…どんなことを聞かれたの？」

『うーん、分からない。どこから来たのとか、俺たちのこと知ってる？とか、とにかくよく分からない事ばーっかりだった』

「A、その子には気を付けた方がいいよ。とても頭の良い子だからね…」

そう言いながらも、バーボンの口角が少し上がっていた。

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