検索窓
今日:6 hit、昨日:94 hit、合計:242,588 hit

5 ページ7






『えー、ベルモットいないんだ…残念』


「彼女、今日1日は戻らないって言ってたよ」




せっかく学校の感想言おうと思ってたのになぁ。

今日は偶然にも学校が昼前に終わったから時間たくさんあるのに。




「僕もこれから、バイト先でシフト入ってるからね…どうしようか」


『バーボンも今からお仕事?それじゃつまんない』




思わずしゅん、としているとバーボンはそうだと言い私の方を向いた。




「なら来るかい?僕のバイト先に」


『え!ほんと!?』


「うん。でも、僕と一緒に来ているのをもしコナンくんたちに見られたら困るから、Aとは別行動だな」


『なんでコナンくん?』




それに、見られたら困るってどういうことなんだろう。

そう考えると、バーボンは私の心を読み取ったのか答えてくれた。




「知り合いだとバレたら、そこから色々と探られるだろう?
あと、コナンくんが住んでいる所は、僕のバイト先の真上にある階なんだ」


『そっかぁ…分かった!』




そして午後、私はバーボンのバイト先、ポアロという喫茶店に1人で向かった。

場所は知らなかったけど、教えてもらった。覚えるのは得意な方だから。




『あ、ここかな…』




歩いていると、ポアロと書かれた看板がある店を見つけた。

そしてドアを開けようと手を伸ばした瞬間、先に向こう側から開いたので、何かと目線を上げる。




『あっ…』




出てきたのは、ラップに包んだサンドイッチが乗ったお皿を持っているバーボンだった。

バーボンは何も言わず、私に目配せをする。


着いてこいって意味?


私は、すぐ横の階段を上がるバーボンに着いていく。




__そういえば、上の階に毛利探偵事務所って書いてたけど…そこに行くのかな。




そしてバーボンは扉を開け、中へ入っていく。私もそっと中を覗いた。




「サンドイッチ、わざわざ持ってきてくださってありがとうございます!」


「いえいえ、毛利先生にはお世話になってますから…もちろん蘭さんたちの分もサービスです!」




あれが、安室透の姿。

初めて見たけど、やっぱりバーボンの時とすごい雰囲気違う…




「…Aちゃん?」


『あ…』




開いたドアからじーっと見ていると、コナンくんと目が合った。

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (320 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
613人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- いつか続き見たいです! (2023年1月4日 20時) (レス) @page41 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - ………なんか変な終わり方 (2020年4月16日 23時) (レス) id: d4c94e9a80 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - なんか、可愛い (2019年6月8日 9時) (レス) id: 8fa060f4ff (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - レンちゃんがコナン好きってこともすごく伝わる内容でした。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 言葉の繋げ方が相変わらず上手すぎてうらやまるやまです。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤月セレン | 作成日時:2019年6月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。