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シャオロンが部屋から出た後、私は早速新しいメイド服を着た。
王城に居たメイドたちが着ていた服と同等ぐらいに高級で、可愛らしいもの。着る日が来るとは思ってもなかったけど。
『…わぁ』
着てみて鏡の前に立てば、美しい金髪のメイドがそこに映っていた。
オスマンにしてもらったお団子の髪型がメイド服とよく合わさって、自分で言うのもあれだがとても似合っている。
それはさておき、私はこれからの予定を聞いていないが何をすれば良いのだろう。
すると、控えめに私の部屋のドアがノックされ、出るとメイドの女性が立っていた。
「あ、貴方がAさんですね。申し訳ないのですがひとつ頼み事がありまして…」
『はい、なんでしょう…？』
「幹部様から、昼の飲食の配膳等を貴方に任せたいと。何でも早速メイドの仕事をさせてみたいそうです。すみません、本来なら私の仕事なんですが…」
申し訳なさそうに眉を下げる彼女に、私は大丈夫と答えOKの返事をする。
彼女は、ありがとうございますとホッとしたように言った後、私の方を見てくすりと笑った。
「あ、ごめんなさい。Aさんってものすごく綺麗なので一瞬この国のお姫様かと思っちゃって…」
『そんなことないですよ！それに姫様の方が私なんかよりももっと綺麗だと思います』
他人事のように言い、伝えられた仕事のため私は部屋から出て教えてもらったルートで幹部が集まる場所へ行く。
暫く歩くと目的の所へ着き、ノックをすればすぐにガチャリとドアが開き、さっき見たばかりの顔が私を出迎えた。
「あ、Aきた。待ってたで！」
嬉しそうににっこり笑うシャオロンを見て、私にこの仕事が回ってきたのは何となく彼が原因だと察する。
そして部屋には、幹部全員が集まっていた。
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稲荷(プロフ) - お体気おつけてくださいね(*^^*) (2021年6月10日 20時) (
レス) id: b62dcac460 (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - おぉ!マンちゃんここで登場!シャオちゃん？!Σ(ﾟДﾟ) (2021年5月22日 20時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年5月16日 23時
