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「っ、見つけた…」
そう呟く声に顔を上げると、焦りと安堵の混じった表情のシャオロンだった。
そして彼は私の手を離し、その場で頭を下げた。
「ごめん！！Aのことバレてもうたキッカケ作ったの俺やねん…！」
『ま、待ってシャオロン。ここじゃなくて…私の部屋で話そう？』
廊下で急に謝られ、驚きながらも周りを気にして私は急いで彼の手を引く。
教えてもらったルートを通り、用意された自分の部屋へ入ってひと息吐き、まだ罰の悪そうな顔をしているシャオロンを振り返る。
『…考えたら分かるよ。私のこと知ってるのってシャオロンぐらいしか居なかった…それに貴方のせいじゃないから謝らないで』
「やけど俺、Aの正体知った後すぐにロボロに報告して、」
『仕方ないよ、シャオロンにはシャオロンの仕事とか事情とか色々あっただろうし』
心から思っていることを言うが、シャオロンは何処か納得していない様子で。
違うのに。私は全然、
『怒ってなんかない。大丈夫だよ、シャオロン』
正直、シャオロンが1番話しやすい。だからこれからも仲良くして？
そう言って取り繕いの無い本当の笑顔を向けると、彼は目を見開いて一瞬だけ私から目を逸らした。
「…A、もうちょい自覚してくれへん？」
『？何か言った？』
「んーん、Aが気にしてないんなら良かったって思って。こっちこそ仲良くしよ！」
そうシャオロンは太陽のような笑みを私に向けた。
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＿＿ほんまに可愛すぎんねんよ、Aは。
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稲荷(プロフ) - お体気おつけてくださいね(*^^*) (2021年6月10日 20時) (
レス) id: b62dcac460 (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - おぉ!マンちゃんここで登場!シャオちゃん？!Σ(ﾟДﾟ) (2021年5月22日 20時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年5月16日 23時
