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青色の彼は、私の前から引いて周りにいる人の所に混ざった。
「鬱お前何もしてへんやろな」
「流石にやらへんって」
そんな声が聞こえるが、私はそのまま偉そうに座っているリーダーらしき人物へ真っ直ぐ歩いていく。
近くも無ければ遠くも無い、そんな一定の距離で止まると先に向こうが口を開いた。
「お初にお目にかかり光栄だが、まさか姫君が王城から脱走するとは思っても無かったな」
『色々うんざりしたもので』
「ふ、そうか」
不敵な笑みを浮かべる彼を見てから、私は部屋の両端の方に居る彼らを一瞥した。
深緑と桃と橙は、興味深そうに。
水色と鮮緑は、鋭い目付きで。
赤と青と茶は、何とも言い難い表情。
白と紫は、どうでも良さそうに。
各々の様子で私を見る者と、見ない者。見覚えのある顔も何人か居たが、その中の1人に一瞬動揺を隠せなかった。
「…シャオロンがどうかしたか？」
『いえ…別に』
私の知る私服では無く、軍服に身を包んでいる黄色の彼。
一般人だと思ってたけど、軍人だったのか。しかも、ここに居るということはかなり上の立ち位置らしい。
…私の正体を最初に知ったのは、確か。
シャオロンは、気まずそうに私から目を逸らしていた。
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稲荷(プロフ) - お体気おつけてくださいね(*^^*) (2021年6月10日 20時) (
レス) id: b62dcac460 (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - おぉ!マンちゃんここで登場!シャオちゃん？!Σ(ﾟДﾟ) (2021年5月22日 20時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年5月16日 23時
