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真夜中、起きているのは王城を守る見張りの人間だけ。
我々国の姫である私は、この窮屈すぎる城から見張りの目をかいくぐって抜け出した。
『ばいばい。父様、母様』
私をずっと城の中に閉じ込めて、外の世界に触れさせないぐらい大切に育てて愛してくれたのは分かるけど、過保護すぎるんだよ。
明日、王城は大騒ぎだろうけどそんなの知らない。娘の気持ちを考えなかった貴方たちのせいだからね。
家から持てるだけ持ってきたお金で適当に買った黒いキャップを被って、中に束ねた長い髪を全て入れる。
朝になったら、借りる家を探さなきゃだな…
それまでなるべく王城から離れた所まで歩こうとしたその時、後ろから声がした。
「こんなとこに1人でおって大丈夫なん、お姫サマ？」
はっとして振り返ると、そこには茶髪の男性が居た。
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稲荷(プロフ) - お体気おつけてくださいね(*^^*) (2021年6月10日 20時) (
レス) id: b62dcac460 (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - おぉ!マンちゃんここで登場!シャオちゃん？!Σ(ﾟДﾟ) (2021年5月22日 20時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年5月16日 23時
