【kn】確信した勝利 ページ6
21.05.09にらっだぁさんのchで投稿された我々だコラボ人狼のネタバレ有。視聴後の閲覧を強くおすすめします。
．
ゾムがシッマの名前を叫び、そこで彼の通信が途絶えた。
それによって、コネシマは人狼だということがこの場に居る全員に伝わり一気に緊張感が走る。
『ら、らっでぃ…どうする？』
「うーん、コネシマさんあの通路で芋ってるんだよなぁ…」
私は村人で、今の所白確であるらっだぁに引っ付いて行動していた。まぁ彼も白とはいえ狂人説はあるけど、預言者が2人出ているため恐らく本当に村なのだろう。
ちらちらと顔を出しながらシッマが籠ってる場所へ弓を2人で撃っているが、なかなか難しい。
「待って、Aちゃん大丈夫だよね？」
『大丈夫だって！私も村人ですよ！…あ、何かアイテムあげましょうか？』
「いやぁ…いいよ、持ってて」
なんかAちゃん白っぽいし、と笑いながら言うらっだぁ。ほんとにただの村だけど、思ったより警戒されてなくて少し複雑な気持ちになる。
しばらくするとトントンとシャオロンも合流してきたが、らっだぁがあげた透明化をトントンが飲んだ瞬間、彼が白確であるらっだぁに弓を引いたことで事態は急変。
コネシマ、トントンの2人が人狼だった。
「とりあえずAはここに隠れて弓引き絞っといた方がええで」
『う、うん…！しばらくしたら私もそっち行くから』
白が確定したシャオロンにそう言われ、私は弓を引いたまま1箇所に籠る。
そのうち、インカムから聞こえるシャオロンとらっでぃの会話の中でトントンとグレーの大先生は殺れたとの報告があった。
じゃあ、後はシッマだけ…人数差は圧倒的だから勝てる。
村側の勝ちを誰もが確信し、私も彼らと合流しようと隠れていた場所から出てシッマが籠っているはずの通路へと向かう。
しかし、突然インカムから声が聞こえなくなった。
『…らっでぃ？シャオロン？ロボロ？』
残ってたのはこの3人だ。なのに名前を呼んでも返事が無く、嫌な汗が頬を伝う。
私は急いで走り、例の通路に来たがそこには弓やアイテムが落ちているだけで誰も居なかった。
『嘘、何で…さっきまで生きて、』
「俺が全員殺ったで」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年3月27日 14時
