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あんなことで怒ってガキやなと自分で思う。
せやけど、頼ってほしかった。だって好きやねんで？好きな奴には頼られたいやん。
でもおそらく、理由はそれだけじゃなかった。
「てか、ほぼほぼ勝手な俺の嫉妬やな…」
元々、トントンとの距離は近いなと最初から思っていた。
1年から一緒なんやし、当然だと思った。
でも本人の口から仲の良さを聞くのは、かなり心にきた。俺が知らないことを、トントンは知っている。そう思うと正直、腹立った。
それと、もうひとつは後輩の存在だ。
ショッピくんと俺とでは、Aに出会った時期は同じのはず。
やけどあいつの中では、後輩であるショッピくんが可愛くて仕方がなかったんだろう。俺とおる時も彼の話題はかなり出てきていた。
＿＿ちっさいなあ、俺。
ただの嫉妬と、一瞬の成り行きでAを傷付けた。だが、こういう時に素直ではない俺はすぐに謝らなかった。クソやと思う。
今すぐにでも謝った方が良い。そう思うが、きっともう俺に呆れている。いや、そもそも元からあいつは俺のことは……
『っコネシマ！！』
らしくない考えをしていた俺に、その声は聞こえた。
．
放課後、教室を見回すけど、あいつの姿が無かった。
『トントン。コネシマは？』
「え？シッマなら先帰ってったけど…」
『おっけ、ありがと』
トントンに礼を言い、私は教室を出て校舎を走って出た。
正門に行くまでの道。放課後で他の生徒も帰って行っている中、私はあの後ろ姿を探した。
背が高くて、鞄にサッカーボールのキーホルダーが付いてて、目立つ金髪。
＿＿見つけた。
『っコネシマ！！』
そう言って、袖を掴んだ。
今度は振り払われることなんてなく、驚いた顔をこっちに向けたコネシマ。
「うおっ、A！？急になん、」
『うっせ！聞け！』
もう片方の手でバクバクと鳴る心臓を抑えながら、私はコネシマの袖を掴んでいる手に、ぎゅっと力を込める。落ち着けと自分に念じる意味で。
『もう、私のこと嫌いかもしれないけど…これは、これだけは言える、』
声が震えるのが分かった。でも、言うんだ。絶対。
私は顔を上げて、その水色の目をしっかり見た。
『私、コネシマのこと好きだよ』
多分、けっこう最初の方から。
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チャコ - 他の方との絡みもあって、推し多きワイには良すぎる…是非脅威とのやつも作って欲しいです (2022年1月18日 23時) (
レス) @page50 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
どぅるるるるるるぁん！！！ - 最後のハイ台無しで吹き出しましたw完結お疲れ様です！ (2021年3月28日 21時) (レス) id: 274ac26baa (このIDを非表示/違反報告)
屑。(プロフ) - 猫大好きさん» 検索避けされた方が宜しいですよ。 (2021年1月17日 19時) (レス) id: 60bae3dae8 (このIDを非表示/違反報告)
haru@ - 初めて小説で泣きました！いやあ〜コネシマめっちゃかっこいいなあ〜 (2020年12月19日 16時) (レス) id: afeb081e78 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - どうしよう泣きそう(´；ω；｀)つか母親の浮気相手許すまじ (2020年10月10日 16時) (レス) id: 783a9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2020年1月16日 1時
